【2003年09月27日/大境山/井上邦彦調査】
舟山酒店向かいの駐車帯に車を止め、高度計を200mにセットする。05:00両岸がコンクリートで護岸された沢の右岸を進む。そそり立つ砂防ダムの直前に左から入ってくる水路があり、そこに標柱が立っている。民地に入らないようにロープが張られている水路沿いを進む。オニシオガマやヨメナが咲いている。標柱から右手の杉林に入る。沢沿いに進むと湿地がありズックが濡れる。沢を渡る所で水筒に水を汲む。僅かにジグザグ登り、その後は快適な雑木林の中の道を進む。次第にブナが太くなり、05:25、420m小沢に挟まれた急な尾根となる。すぐ先で右の小沢から水を汲むことができる。05:33-44ヘッドランプを外し食事をしていると雨が降ってきたのでカッパを着る。標高500mから左へ斜登となり、枯れた小沢を越えると直登になる。
06:04、690m見覚えのある草地となる。オヤマリンドウが咲いている。前回直登して小ピークに突き上げた印象が強烈なので、左に道がある筈と何度も探すが見つからない。とにかく私の頭には左にトラバース気味に上るという記憶がある。道が見つからないので、やや左に寄りながら急な藪を漕ぐ。藪では底の硬いジョギングシューズはまことに具合が悪い。ストックも邪魔になる。どうしても雪崩後の草地を登ることになり、時折左に寄る。急な雪崩斜面を登りきると、06:24、790mいきなり登山道に出た。今回は左により過ぎたことになる。
06:30、840m県境尾根に到着、下り始める。沢をそのまま行かないように、途中で左に折れる。矮化したブナがある小山、新潟県側を横切るように越えて、笹薮に入る。思ったより藪はひどくない。以前かある倒木の上を歩く。大境山(実際はピークは見えない)を仰ぐ。掘れた小沢を跳び越すと、06:40、800m沢に出る。ここは幕営したくなるような素敵な水場だ。ここからブナ林の小尾根を登り、06:48-54、880m県境尾根上で食事とする。あとは県境沿いに進む。若干岩の露出した所もある急な登り、高木はないが道刈りがなされておらず、所によっては胸までの笹薮である。池の脇を過ぎると休憩に良い草地があり、その先に三角点がある。
07:18-24、1,080m大境山々頂到着。11℃濡れた体は寒い。梶川尾根を登っているODDと武田君に無線が通じた。飯豊連峰の主稜はガスに覆われている。08:00県境から下り始める。08:03登りで登山道に出た所。08:06、750mより尾根から外れ右へ下る、急である。730m登りで迷った草地に出る。草地を真っ直ぐに登って足元にある岩から右に登る踏み跡に入るのが正しいルートであった。
08:25-30食事を摂る。ブナ林と雑木林を下るが、ズック靴は滑りやすく数回転び、08:45舟山酒店に到着した。
登山口 | ここから水路沿いとなる |
ヨメナ | オニシオガマ |
水路から杉林に入る | 湿地 |
沢を渡る | 雑木林 |
雑木林 | 急な登りになる直前の水場 |
ホウの実 | この先がルート分かりにくい |
道を失った草地 | 不明 |
ブナ林 | 大境山を見上げる |
沢周辺 | |
朽ちたブナが道となっている | 水場の沢 |
県境尾根を見下ろす | |
県境尾根北方を望む | ナナカマドが色づき始めた |
倉手山を見下ろす | 枯松山と飯豊連峰主稜 |
色づいたカエデ | 色づき始めたカエデ |
道は刈られていない | 池 |
笹で覆われた登山道 | 山頂近くの草原 |
枯松山 | 大境山々頂 |