登山者情報774号

【2003年12月28日/西俣ノ峰/井上邦彦調査】

07:13梅花皮荘駐車場に車を留め歩き始める。今回は飯豊山隊に登山道具を貸したので、長靴にカンジキスタイルである。民宿奥川入に挨拶すると、駐車場で下越山岳会一行8名が出発の準備をしていた。聞くと西俣ノ峰までとのこと、同じコースである。
07:23カンジキを履き奥川入発。程なく暑くなったので、カッターシャツとカッパ上を脱ぐ。07:45取り付き、正面に倉手山が聳えている。岩の急斜面になると足場が定まらず柴を掴んで強引に登る。07:58やや風が出てきたのでカッパを着る。下の杉林に下越山岳会が見えた。
08:32柴が出ているので雪崩はないと判断し、柴を掴んでトラバースして主尾根に出る。
途端に風が出てくる。尾根上の積もり方も風の影響を受けている。振り返ると尾根を登っている後続者が見える。08:37-41食事を取る。概ね膝までのラッセルである。
08:52軍手が冷たくなってきたので、ゴム手袋に替える。軽く膝で階段を作りながら登る。部分的に手で雪をかき集め、膝で足場を作り登る。
09:05後続者に追い着かれる。最後尾に着くとトレース跡は実に快適である。快適過ぎてやや寒くなってくる。
09:30十文字池、窪みを進むと水が出てくる。皆は風陰の窪みで休憩、私1人先に進む。帰りを考えてデフ布を付け始める。10:13-18食事を取る。まもなく再び追い着かれ、以後一緒に行動する。
11:09西俣ノ峰山頂に到着する。10日からの合宿の下見山行とのことで、下ノ境近くまで下りルートを偵察する。沢は埋まっていないとのことである。
大休憩に参加させていただくことになり、山頂に戻ってツエルトを2張繋げて張る。ツエルトの中で様々ご馳走になる。
休憩を終えてツエルトの外に出ると、明るくなり、稜線以外は視界が開けていた。13:45西俣ノ峰山頂を出発。尻セードを楽しむ。途中で新潟県の登山者2名とすれ違う。ビーコンとプローブの研修が始まったので参加させていただく。15:51皆一緒に民宿奥川入に無事下山した。
高橋会長、諏訪さん、石井さん、二瓶さん、渡辺さん、田辺さん、坂場さん、坂井さん、お世話になりました。

目的の尾根と川入荘 尾根取り付きから対岸の倉手山
急峻な枝尾根を登る
トラバースして主尾根に出る 主尾根に出ると風が出てきた
下越山岳会の皆さんが追い着いてきた 十文字池
ひたすらラッセル 西俣ノ峰が薄っすらと見えてきた
再び下越山岳会と先頭を変わる
8人の跡は快適 休憩する皆さん
地吹雪の中を登る 膝を越すラッセル
西俣ノ峰山頂の下越山岳会一行
上ノ境の下降点に下る 西俣ノ峰に戻る
ツエルトの中で大休憩
枯松山が見えた ツエルトを撤収する
西俣ノ峰山頂で記念撮影
倉手山・ダイグラ尾根が見えた
登ってきた尾根を下る
尻セードを楽しむ
西俣ノ峰を振り返る 途中でビーコンとプローブ操作法研修
途中で見つけたカンタケ