登山者情報867号

【2004年10月17日/焼峰山/井上邦彦調査】

加治川治水ダム駐車場に自転車を置き、滝谷登山口に向かう。既にあちこちに車が止められている。登山口に「300m先に駐車場あり」と記載されている。若干先に行くと車が5台程度のスペースがあったので、ここに車を止める。08:50駐車場から登山口に向けて戻る。途中には沢があり、水を汲むことも可能だ。杉木立の間から下の牧草地が覗ける。
08:54登山口で登山者カードに記入し、杉林から登る。ゆっくりと高度を上げて行き、マイクロバスで来たという団体を追い抜く。09:12平坦で休憩に良い場所を通過する。ナラを中心とする雑木林を過ぎ、平坦地を進み、09:26尾根を越える。09:31-33この辺りがウグイス平だろうか。カメラのバッテリー換える。
08:37ようやく登りとなり、速度のギヤをチェンジする。踏まれた登山道には岩が露出している。フリクションを確かめながら登る。鎖やロープが出てくる。左手には内ノ倉ダム湖が見える。09:50山頂が見え、尾根上歩きとなる。女性2名を追い越す。部分的にスラブ状岩のトラバースがあり、ここだけは高度感満点である。また女性3名が先行しており、私の呼吸(呼気)音に驚かせたようだ。
10:08水場「清水釜」を通過する。登山道のすぐ左に元気良く音を立てて噴出している。そのまま登ると、10:21展望が開け慰霊碑のある広場となる。遭難者の名を取って修蔵峰と呼んでいるらしい。
ここから鞍部に下り、左斜面のブナ林を横切って進むと、10:30左から入る涸れ沢の源頭で内ノ倉から登ってくる登山道と合流する。この登山道は廃道となっており、刈り払いはされていない。若干先のブナに通行禁止の標識が見える。ここで登る道が二つに分かれ、右を登ると取り外された標柱が置かれてあった。
ここからひと登りで、いきなり前方の視界が開ける。10:40-11:32焼峰山々頂であり、三角点と標柱が立っている。三角点は土台部分がかなり露出していた。その分、登山者によって山が低くなったということだろう。
飯豊連峰の北股岳から烏帽子岳付近と大日岳だけが白く輝いていた。こちらから見る北股岳は三角形に聳え格好が良い。例によってラーメンを煮て食べていると、登山者が次第に多くなってきた。
ここから足を伸ばし11:40-50焼峰の頭(カッチ)に立つ。飯豊の眺めはこちらの方が良いようだ。ここで右に折れ、ロープが設置された急な尾根を下る。ブナ林に入り、12:09師走峰の標柱を過ぎる。天然杉は蒜場山を思い起こさせる。12:13-20ミノ又峰の標柱を過ぎる。12:33ワシャクラ峰の標柱、加治川ダム湖と湖岸公園が見えてくる。こちらのコースは終始飯豊が見えている。対岸の蒜場コースは陽の関係で霞んでいる。
杉林を登ると、袖の峰の標柱があり、高い支柱2本とアンテナ、ベンチが設置されている。ここは分岐である。左の明瞭な道を下る。急坂に作れた足場の鉄筋に白ペンキが吹き付けられていた。
コンクリートの人工物から右へ台地状の地形を進む。この台地はダム建設のために作られたようだ。13:10ダム脇の登山口へ降りる。ここで自転車に乗り、滝谷口へ向かい、13:37駐車場に戻る。

コース全図
松ノ木尾根

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