登山者情報921号 (投稿)

【2005年06月25日/足の松尾根〜頼母木小屋/小林元一調査】

*「足の松尾根登山口」行きのバスが、17年6月24日(金)から運行開始、5:10 発は昨年なかったが、利用者の要望で今年から増発になった。ヒュッテから足の松登山口まで¥300。帰りは、登山口発16:00。6月20日胎内ヒュッテヘの道が開放され、22日から新築のヒュッテが営業開始。日帰り入浴は¥600(温泉ではない)、ただし、宿泊者優先なので、断られることもある。詳しくは黒川村ホームページと云いたいが26日午後現在まだ掲載されていない。役場へ電話照会されたい。
3:40、西新潟の自宅出発。4:51、71.1k350m。 胎内ヒュッテ着。軽い朝食の後、バス乗車。5:10発の筈が9分には動きだし、ゲートの鍵を開けて入り、入ってから又施錠。この時間をみての早め発車?
5.18、450m足の松尾根取付着。自転車が数台置いてある。キツツキのドラミングとアカショウビンの鳴き声が早朝の森にひびく。柳が花穂を下げている。5:30、登山靴に履き替えて、バスの運転手さんといろいろお話。み〜んな出かけた後、最後に出発 。ウラジロヨウラク・ショウキラン。乾いたブナの実が、登山道いっぱいに落ちている。いくつか手にとってごちそうになる。香ばしくておいしいが面倒な割に実が小さい。5:50、780m姫子の峰(ここにはシッカリ標識があるが、以降、英三の峰・滝見場には標識は見当たらない、ヒュッテを新築したことだし、黒川村様に標識整備を要望したい)。地神北峰辺り、主稜線の上に陽が登り、自分の影が長が〜く伸びる。
両方の耳をしっかり虫にさされ痒い痒い。ハルゼミとツピーツッピーツピー(鳥の声)。急登の後、展望の尾根。二つ峰から門内小屋への展望に見とれる。7:03、900 m滝見場。手前にコメツツジ。7:31、1000m雪渓を歩く。ショウジョウバカマ・カタクリ・マンサクの世界。雪椿。7:40、1100m「水場へ約80m」の標識(登山道から少し入った木の幹に掛けてある。登山道から見え難いので改良して欲しい)。鞍部に大きな雪渓が残る。ひと歩きで素晴らしいぶな林。緑陰の道、チゴユリ。ツクバネソウ・マイヅルソウ・イワカガミ・ナナカマド。8:25、1300m大石西峰の手前のピーク。ツクバネウツギ。8:50、1430m西峰。目の前の大石まであと1投足、傾斜も大したことはない。アカモノ・ヒメサユリ。ゴゼンタチバナ・エンレイソウ。9:00、1567m大石分岐。左、鉾立・杁差岳。右、頼母木・門内・北股。直ぐ手前にツマトリソウの一群。
頼母木に向かって歩き出すと直ぐ、ヒメサユリ・シラネアオイ。カラマツソウ・ハクサンイチゲ(最盛期は過ぎた)・ウズラバハクサンチドリ。多くのニッコウキスゲがつぼみを膨らませている中で、気の早いひと株が花を開いていた。足元にカタツムリ。これも気の早い、花をつけたコバイケイソウ。アカバナ・シロバナニガナ・ハクサンシャクナゲ。9:47、小屋着、まだ水は引いてない。管理人もいない。直ぐ下の雪渓から雪をとってビールを冷やし、小屋の中で食事。
11:20、小屋出発。12:00、大石分岐12:33、1350m低木帯に入るが日射しは真上からで日陰にならない。12:38、1290m展望の休み場。ここから再び低木帯に入り、やがてブナの森、緑陰の道。14:20〜50、姫子の峰。バスの時間を考えゆっくり休憩。15:25、登山口着。
15:30過ぎ、迎えのバス到着。「顔見知り」になった運転手さんと木陰で雑談。今日の胎内ヒュッテは探鳥会の団体が入っており、日帰り入浴は11時から16時まで、加えて、ヒュッテは温泉ではないが¥600、胎内温泉は温泉で¥500との情報。
16:00の出発に3〜4人遅れたらしい。仲間の人で待って欲しいと云う人もいるが、これはマナーの問題。このバスは中条駅まで行く。16:10、ヒュッテ着。16:40、15.0k菅平橋。直ぐ手前でかなり多い数の、猿の集団が路上散策。途中 新々バイパスで、交通事故のため大渋滞45分のロス。18:28、自宅着。この日、新潟の最高気温は32.9℃。頼母木の稜線は別天地でした。

ウズラバハクサンチドリ ニッコウキスゲ
ヒメサユリ 大石から頼母木小屋へ
頼母木ケ原からアゴク・鉾立 頼母木山をバックに