登山者情報969号(投稿)

【2005年10月29-30日/石転沢〜梶川尾根/高橋新一調査】

メンバー:高橋新一、伊原宏、水沢幸子、伊藤敦史、内山伸吾
10月29日(土) 天気:曇り/雨 
 前日、新宿23:09発ムーライトで新潟を目指す。山手線の事故影響で発射は10分遅れる。伊原さんが池袋から、高橋が大宮から乗車。グリーン車に座るもよく眠れず新潟に到着。新潟で内山さんと合流、内山車で飯豊山荘に向け出発。飯豊山荘駐車場で身支度を整え、7:00出発。天気もよく紅葉がきれいだ。予報では午後から雨ということだが降らないのではないか。温身平着7:20。石転沢出合着10:45。このあたりから雲が黒くなり、ポツポツと雨が降り始める。
 消え残った雪渓が下部と上部にあり、下部のほうは中央のブリッジも十分に残っているので岸に近い雪渓上を歩くことにする。スプーンカットで歩きにくい。上部の雪渓は側が残った状態なので中央部の石を渡って通過する。
 さらに黒滝の下に雪渓があり通過が困難と見て左岸側のガレ場をトラバースしようとしたが、先の岩場が雨で濡れているため滑りやすくトラバースをあきらめ、再び雪渓脇に降りる。上部には黒滝が見える(13:50)。
 ここの通過はどうするのか迷う。まず、滝の右側の岩の斜めの割れ目伝いに攀じのぼってみたが雨と滝の水で滑りやすく全員の通過が困難と判断、一旦岩の下部に降りる。水沢さんに左岸上部の通過が可能か上ってもらったところOKだった。上ってみると赤ペンキと目印の黄色い旗があった。雨で見えていなかった。こうして黒滝は通過。草付上部はガスが強く。よく見えない。最後の上りを歩き梅花皮小屋着16:00。雨の中、雪渓・滝の通過に難儀したため皆相当に疲れた。早速、小屋でストーブを焚き、お湯を沸かしながら身体を暖める。そして酒で身体の中からも暖めることに。日本酒900cc×2とウィスキーをあらかた飲んでしまう。その後、芋煮を作って夕食。就寝19:00。
10月30日(日) 天気:雨から曇り 
 6:50起床。5:00起床が大幅に遅れる。昨夜から風が強く、ガスに混じって雨も降る。朝食を作り、7:30小屋発。風のため濡れた手足が冷たくなる。北股岳8:05。門内岳9:05。扇ノ地紙9:45。寒い。梶川峰11:00。滝見場あたりガスが、取れ遠くの景色、小玉川小中学校も見えてくる。
 湯沢峰12:40。最後の下りは急でいつも閉口する。飯豊山荘の屋根が見えてくる。お客さんの車も今日は多い。飯豊山荘14:10。梶川尾根の下りは苦手である。湯沢峰あたりから足の疲労が増し、足にマメができてた感じがする。長者原の梅花荘で風呂に入ってから車で新潟へ。内山さんと別れて新幹線で帰路につく。

石転沢全景 下部の雪渓
雪渓の通過 黒滝
北股山頂 扇ノ地紙
滝見場