登山者情報983号 投稿

【2006年02月19日/高陽山/景山仁志調査】

コースタイム   松峯 8:10 −−> 山頂 11:20 −−> 松峯 13:15
メンバー   M.D H.K
天気   晴れ
 高陽山は、二王子と並び飯豊の前衛の山という事だが、二王子ほど人気がなく、訪れる人も、あまりいない山のようだが、山スキーには、いい斜面が広がっているようなので、期待して行ってみる事にした。
 一応2月という事で、ラッセルを覚悟していたので、松峯を8時過ぎに出発した。しかし出発してみると、雪は、硬く締まっており、たいへん歩きやすいコンディションだ。最初は、林道を行くのだが、林道の周りは、田んぼなので、自由にショートカットのルートをとる事ができる。そんな感じで、林道を進み、550m付近で林道から、尾根に乗るのだが、そのあたりは、小尾根がたくさんあり、どの尾根に乗るか考えさせられてしまう。まあ適当にこのあたりだろうと思いつつ、コンパス頼りに、先に進む事にした。こんな感じで、読図に集中していたので、すっかり写真を撮る事を、忘れてしまっていた。
 徐々に高度を上げて行くと、景色が見渡せるようになってきたので、地図上で、現在位置を確認すると、どうやら、前回来た(7〜8年位前?)ときより、1本東側の尾根に来ているような感じになってきた。でも、なんだか、こっちの方がいいみたいなので、かまわず先に進む事にした。高度700m位で、少し東側によりすぎたので、修正する為に、西によって行く事にした。
 高陽山山頂へ延びる尾根の手前まで、来た所で、少し休憩し、次の登りに備える事にした。ここから900m付近までは、1番急な所で、少し汗をしぼられる。真っ直ぐは、登れないので、右に左にトレースをきりながらの進みだ。900mを過ぎると、勾配も緩やかになったので、ほっとしたのも、つかの間で、今度は、シールに雪がベッタリ付着するようになってしまった。今使用しているシールは、もう7年位になっており、もうダメなのかなと思いつつ、スキー用のWAXを塗ってみたが、ダメで、重い足取りで、山頂を目指す事になった。このあたりの、尾根は、ブナ林もまばらで、天気もいいせいか、非常にきれいに見える。夏道なのだろうか?西側の尾根がよく見えてきて、向こうの尾根も滑るには、感じがよさそうだ。そうこうしているうちに山頂に到着。山頂からは、飯豊連峰の雄姿をまじかに見る事ができる。また、山頂は、あまり風が強く吹かないせいか、大きな木が結構あるようだ。
 飯豊の雄姿を堪能しながら、食事をした後、下山を開始した。最初は、まばらなブナ林なので、快適に滑る事ができる。じきに少し急な斜面になるのだが、天気がいいせいか、雪がくさりはじめており、自分の滑走技術では、少し難渋してしまった。急斜面を滑り終えた所で、前回きたコースにするか、今日きたコースを戻るか、少し考えたが、何か今日きたコースの方が、滑るには楽しそうなので、戻る事にした。その為には、少し登り返さなければいけないのだが、このあたりの雪はまだ硬くしまっているので、つぼ足でも、十分に歩く事ができる。
 登り返し最高点で、少し休憩、このあたりからは、磐梯山が綺麗に見る事ができた。少し英気をやしなった後、再出発、多少木の濃い所や、薄い所があり、バラエティーにとんだコースを滑り、林道に到着した。林道からは、田んぼの中を好きなようにショートカットルートを取りながら、松峯の集落に到着した。西会津らしいのどかな感じの残る楽しいルートだった。

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