平成30年度 東北六県山岳連盟(協会)連絡協議会 報告

1. 日時:平成30年5月12日(土)〜13日(日)
2.参加者:伊藤吉樹、阿曽清浩、池田久浩
3.場所:岩手県八幡平市 松川温泉「松川荘」

4.全体会(1日目):
(1)講演「日山協の展望について」日本山岳・スポーツクライミング協会 会長 八木原圀明
  2020東京オリンピックに向けて認知度上がっている。2024パリオリンピックでも採用見込だ。
一方、通常の登山活動の充実こそ必要である。登山人口は、800万人〜1000万人と言われているが、組織化は8万人(1%)のみ。登山界の高齢化への対応が急務である。日山協・労山・JACの統一も視野に入れねばならない旨。
(2)日山協報告:東北代表:吉田弘司(宮城会長)日山協副会長:高橋時夫(岩手会長)
  ガバナンス・コンプライアンス対応への強化充実が進んだ。スポーツクライミング大会と国体山岳競技の整合
性が必要。指導員養成が急務。
 ◎課題:@組織特に高体連への様々な対応が必要。A若手指導者育成(AC・SC)、選手登録制
度、セッター、高体連の役割分担の明確化。B岳連・高体連・ジムとの連携。C高体連の指
導者養成支援、岳連との連携。
 ◎留意事項:日山協加入の賠償責任保険について
県岳連が主催・主管・後援する講習会・競技会等年間計画を日山協宛て報告、実際の参加人数名簿を整えておく事。終了後の報告。
 ◎日山協HPに様々の情報が載っている。頻繁に見て欲しい。

5.分科会
(1)組織運営について(山形池田久浩、青森服部、秋田齋藤、宮城吉田、福島三森、岩手高橋・吉田):若い人が入ってこない。高体連の冬山「審査会」の対応等。
(2)指導・遭難対策(山形阿曽清浩参加、青森川端、秋田浦山、宮城小山、福島平子、
岩手植田・山口・小野寺)高体連で登山届けを「審査会」に出さなければならなくなった。
(3)スポーツクライミング(山形伊藤吉樹、宮城栗村、福島菅野、岩手畠山・佐藤健)
 施設の老朽化(山形飯豊・天童、仙台、青森、秋田)。福島二本松スカイピア(リード・ボルダ・スピード壁有り)H31東北総体でも会場予定。宮城加美町には、将来的にリード・スピード壁を町長が建設したいといっている旨(クライミングで町おこし)。

6.全体会(2日目)
 高体連の話題、特に「審査会」等への対応が各分科会で話題になった事。高体連は、今非常に厳しい状況が続いている。このままでは、高体連では、雪山に入れなくなってしまう可能性がある。高体連が活動しやすいように、審査会等でも配慮が必要である。ビーコン・GPS・スマホアプリGPSの有用性等の話題、GPSあっても読図力は必要、高体連から山岳会へコーチ委嘱や山行同行等連携も重要。指導員養成は重要だが、高体連の顧問はやりたい人ばかりでないことに配慮必要。日山協では、夏山リーダー研修(高体連顧問等に)有り。
 
7.H30東北総体:H30年7月27日(金)〜29日(日) ボルダリング:ボルダリングパークやくらいWALL(宮城県加美町味ケ袋薬菜原)TEL:0229-25-4544
  リード:宮城県第二総合運動場 宮城県クライミングウォール、移動に2時間弱かかる。
  参加申し込み:6月29日(金)
 ◎審判会議:6月9日(土)〜10日(日) 加美町で。

日山協八木原会長・岩手の高橋会長

おわり