会員の山行009号

【日本国/2002年07月14日/木内茂雄調査】

メンバ− ODD,MXL,AQL
タイム  登山口13:50〜13:55水場〜14:05ラジウム清水〜14:15松ケ峰広場〜14:25沖見場休憩所〜14:40蛇逃峠14:50〜15:05日本国頂上15:20〜16:00登山口下山
前日遅くに鳥海山登山口/鉾立山荘に泊まり、翌日14日にチョウカイフスマ、他の写真撮りを期待していたが、天気予報通り雨と風だったので断念した。後ろ髪を引かれる思いで帰路についたが、途中で「日本国」と言う山に登ろうとなった。この山の位置は山形県の鼻の位置(山形県の図は人が左を向いた形である)で新潟県との県境に有るということで、今走っている国道7号線に近いとなった。鼠ヶ関の道の駅で聞いたが‘有るらしい’と言うだけで場所がハッキリしなかった。それでも、この辺に有るだろうと道路沿いの標識を目で追いかけていたら、見つける事ができた。木の看板なので見落としやすい。山北町の“府屋”と言う信号が目印で左折れして府屋の街中に入ればよい。新潟県側から来ても信号の上に付いている府屋を目印に右折れする。そして、街中に府屋と付いて居る信号を鼠ヶ関から向かえば左折れする、手前に大きく標識が有り“雷”IKAZUTI方面に向かう。ここから約8キロ、雷と二俣の標識を頼りとし、道なりに進み狭い道から広い2車線になり、やがて二俣の集落に入ると右側に小学校と、日本国の案内板が有る。そして左側に日本国登山口とゲ−トが有る。
蒸し暑く、少し雨ポツリとしてきたので、雨具も用意して登りにかかる。登山口の直ぐそばにオカトラノオとヒヨドリバナが咲いていたいたので、今回初めてカメラに触った。この後、花は何もなかった。登山道の最初は杉林の急傾斜をジグザグに登っていく。途中分岐が2箇所あるが少し先で合流する。5分も登ると右に水場あり、小さな柄杓が置いて有る。更にジグザグを進むとラジウム清水と松ケ峰広場を記した丸木の標識が立っている。左の清水には寄らず、右に登る。この辺りから、杉林がナラの樹林帯となり、松が1.2本出てくると松ケ峰広場になる。この辺りより、尾根筋に出たのだろうか、道が少し緩やかになる。所々に地元で木々に名札がさげてある。列記するとエゴノ木、ナナカマド、ヤマザクラ、エンジュ、コシアブラ、白樺、クリ、ヤマウルシ、ヤマカエデ、ミズナラ、名札は無いがヤマツツジ、ユズリハ、ヤマツバキ、笹等。木々を見ていると、やがてブナが混ざりはじめた。35分で沖見場休憩所に着く。左に晴れていれば日本海が見えるのだろうか?。そして、今回の行程の途中、たまに右に登り口の二俣集落が見下ろせる。休憩所過ぎ、暫くすると平坦になり、軽い上り下りを繰り返す。コナラ、ホウノキ、タムシバ、等の木札が付いている。ムシカリの赤い実がなっていたが、木札は見つからなかった。此処に来るまで2回、急登と、緩やかな登りの分岐が有ったが何れも先で合流する。
蛇逃峠に着く頃、雨が少し強くなってきた。四阿風の屋根がある休憩所で小休止する、右に下ると蔵王堂登山口左頂上と標識が有る。そして、遠望がきき遠くに二王子らしい大きな山が見えたが、或るいは杁差岳だろうか、とにかく飯豊が見えるらしい。傘をさして進むこと暫し下りとなる。この辺りだったろうか、鷹場跡の説明書きの看板あり。辺り、アカイタヤカエデ、マルバマンサク、リョウブ、オオバクロモジなど有り。下っていく右側は灌木帯であるがかなり急なため、太い木の杭が立ち並びそれにロ−プを通した柵が続く。下りも暫くでまた登りとなる。ここまで来れば頂上まで直ぐであった。
頂上には555メ−タ−の標識と2坪位のまだ新しい山小屋が有りここで雨宿りする。辺りを見ると展望台あり、傘をさしてそれに上がってみると、朝日連峰が見えるとあるが、雨靄で、らしい?いう程度である。小屋に有る登山者名簿にサインして帰路に就く。下に着く頃は本降りになっていた。

道路左側壁に日本国 日本国登山口
日本国案内板 オカトラノオ
ムシカリの実 ムシカリの実 ヒヨドリバナ
蛇逃峠より遠く飯豊 鷹待場
日本国頂上 頂上展望台
頂上小屋