会員の山行 055号

【2005年05月04日/甲武信ガ岳/木内茂雄】

タイム 
西沢渓谷駐車場6:25〜6:48徳ちゃん新道〜9:14広瀬分岐〜11:07破不山(破風山)分岐〜11:14木賊山〜11:30甲武信山荘12:30〜12:50山頂13:00〜13:12甲武信小屋〜13:32木賊山〜13:39破不山分岐〜15:00広瀬分岐(戸渡尾根)〜15:45沢〜16:23戸渡尾根登山口〜16:40駐車場
記 録
西沢渓谷の遊歩道のアスファルトを歩き出すが、朝まだ早いせいかハイカ−一組を追い越し、その後は登る人に会うことは無かった。
右に戸渡尾根登山口を見て直進すると間もなく西沢山荘が見え、右に徳ちゃん新道の標識がある。これを登って行くが当分カラマツ林が続き、花はよく見るスミレ咲いているだけで、その他マイヅルソウが芽を出し始めている。このカラマツ林は広瀬分岐付近まで続き結構傾斜がきつい登りだ。途中、リョウブの大木を見つける、今まで直径10センチくらいの木だと思っていたが30センチ以上も有るだろうか驚いた。
それから、2時間くらい歩くとシャクナゲ街道になるが、まだ花は咲いていない。このシャクナゲも背丈10メ−タ−の大きいのが有る。
これらの木が立ち枯れているので、どうしてかと見るとカモシカに食べられたのか木の皮を何本も剥かれたのが目立つ。
戸渡尾根と合流するところに“広瀬“の標識が有る。この先から暫くして残雪を見かけ、”木賊山“に近づく頃は登山道も雪の下となる。周りはシラビソの林の中で赤い布きれなどが無ければ迷いそうだが、今は踏跡もあるので問題無い。
右に“破不山”(破風山とも言い40年前の記憶が蘇る)の分岐を見て緩やかに木賊山に登る。そして、甲武信小屋まで殆ど雪の上を下る、小屋の前で大休止をして昨日採ったシドキナのお浸しを肴に一杯といく。
登山客はそれほど多くないのでシャクナゲの花がまだのせいか、それとも、きつい山なのかとも思う。私もシ−ズン始めのせいか此処までくるのにきつかった。
飲み食いして荷物が軽くなったのか、小屋から山頂まではさほどきつく無く着いた。景色は春霞のため、八ヶ岳と富士山、金峰山あたりが見えた。
帰りは今来た道を広瀬まで戻り左の戸渡尾根を下った。途中、足元に白い岩の破片が大小かなり散乱している所有り。
又、沢に降り立つ頃、ムラサキヤシオの綺麗な花を数本見た。沢を渡り左岸を歩いて行くと古いトロッコのレ−ル跡を歩いたりする。地図に珪石採石跡とあるので、その付近のようで時には白い石が散乱している。先程、下山途中に見たものと同じ物のようだ。沢を巻くような平らな道で何時の間にか登山口に着いた。

スミレ ムラサキヤシオ満開
リョウビの大木 金峰山を眺める
甲武信小屋 新緑
新緑 新緑
新緑と砂防ダム