会員の山行 071号

【2005年10月30日/石裂山(おざくさん)/木内茂雄】

タイム 
駐車場8:55〜9:19休憩所(四阿)〜9:33沢水涸れる〜9:41中ノ宮〜9:50奥ノ宮〜10:07ヒゲスリ岩〜10:34西剣ガ峰〜10:50石裂山11:32〜11:45月山11:48〜12:19沢水出る〜12:24周遊コ−ス合流〜12:45駐車場
記 録
読み方が面白い山なので以前より興味が有り、一度は登ってみたいと思っていた。
翌、月曜日に小山で集まりが有ったので、登る機会がきた。
登山口の駐車場は狭く、20台も停められないだろう。今はシ−ズンでないので空いていて、帰りには10台位駐車していた。
直ぐ傍の杉の大木にかこまれた階段を登り、古びた加蘇山神社の前に立った。そして、苔むした石灯籠を撮り、更に根本が苔むした杉の大木を撮る。それから、杉林の登山道を歩いて行くと、やがて、左の斜面は伐採されていて日当たりがよい。そこには杉の苗が植林されていて、登山道との境には鹿よけなのかネットで柵がされている。やがて、四阿風の休憩所を過ぎると、又杉林に入って行く。道は右の沢音を聞きながら進むと、前方に大きな“千本かつら”が見えてくる。(栃木県天然記念物と案内板が有る。)
標識も良く整備されていて、その先中ノ宮、奥ノ宮と進む途中、鎖、アルミの梯子などが有り岩山らしい雰囲気をだしている。奥ノ宮は岩屋状の洞窟に祠が祀られている。
その先、ヒゲスリ岩、東剣ガ峰、西剣ガ峰と何回かアルミ梯子の登り降りを繰り返す。
西剣ガ峰からは石裂山が良く見える。石裂山の山頂は登山道を左に少し外れて行くと10人も座れない平地になっている。日光連山が見えるらしいが、生憎上部は雲の中で見えない。此処で急ぐ旅でもないのでユックリする。
次の月山の方が見晴らし良いようだが相変わらず曇りで遠景がきかない。腹ごしらえした後、月山に向かう。この周辺には大きなヤシオツツジの木が何本も有るのに気づく。春は見事な花が咲くことだろう。それから、月山山頂の祠と石の鳥居を見てから、一気に下るが此処からは林の中で景色の変化を望めない。それから、山の上部にはヒノキ(アスナロ?)が有り、下の方になると杉にヒノキが混ざっている。葉を見ないとなかなか区別出来ないが何本か木肌を見ていると判別出来るようになった。
そんな勉強をしながら、周遊コ−スは3時間前に歩いた道に合流した。
山全体としては手頃なハイキングが出来て、春のヤシオツツジが見られる良い山だと思う。

加蘇山神社社務所 社務所前の河原にてクリンソウ
加蘇山神社参道 加蘇山神社の屋根と大杉の比較
加蘇山神社の石灯籠 杉の大木の苔
分岐点の標識 千本かつら
千本かつらの説明
千本かつらの看板 奥ノ宮とアルミの梯子
ヒゲスリ岩 黄葉
紅葉 東剣ヶ峰標識
西剣ヶ峰標識 後方石裂山
西剣ヶ峰より石裂山を望む 西剣ヶ峰下りのアルミ梯子を振り返る
石裂山々頂 紅葉