会員の山行 106号
【2007年10月14日/麻耶山(山形県:旧温海町)/木内茂雄】
【タイム】
越沢登山口8:40〜9:00クセ穴分岐〜9:15弁財天の夫婦滝上〜9:30十文字分岐(右、七ツ滝、左、仙人ガ岩屋、直進、中尾根)10:40麻耶山山頂11:32〜11:34左、倉沢、右、避難小屋〜11:36厩山奥の宮〜11:40六地蔵〜11:46鼻くくり坂〜12:00避難小屋〜12:35七ツ滝〜12:47十文字分岐〜仙人ガ岩屋〜13:24弁財天の夫婦滝13:32〜13:40クセ穴分岐〜13:56越沢登山口
【記 録】
以前から、この山の名前が宗教がかっていて興味があった。予定していた別の山は天候悪く、変更して来た。国道7号線を鼠ヶ関まで走り、右に折れ345号線に入り、時には国道らしくない細い道を行くと関川に入る。(帰途、此処に寄り戊申の役の古戦場跡の説明文等を見て写真に撮る。)この関川の外れの右側に登山口が有りその向かいに、小石を積んだ経塚が有る。これを通過して、更に10分程度走ると右斜め後ろに入る越沢登山道入り口になるが、見落とし易い。すれ違い出来ない細い道を10分も走り橋を渡ると、直ぐ道路の右側から登山口になる。
杉林の中を歩いて行くと、やがて小国川の渓谷を右下に見ながら緩やかに登り、10分もするとこの沢に降り対岸に渡り左に渓谷を見ながら5分もすると沢が優しくなる。この辺りにはダイモンジソウが咲いている。残念ながら、紅葉にはまだ早く、見ごろは10日も後だろうか。そして、5分行くと、クセ穴分岐に着き右、初心者コース、左、弁財天の夫婦滝となっているので後者を選ぶ。
10数分程、沢を左に見ながら歩くと、向こう真正面に弁財天の夫婦滝が見えてくる。この滝壺前まで行き、滝の左に渡りと、その滝に並行して錆びた鉄ハシゴが垂直に近い状態で取り付けられている。(更に、左に沢を渡り、右に急登して仙人ガ岩屋方面に行く分岐である。)この15m位のハシゴを登り、沢から離れ、灌木帯を進むと、やがて、ブナの木が目立つようになる。
滝の上から15分程で登山道は十字に交叉する。左からは先程分岐した仙人が岩屋から、右からは七つ滝から、真っすぐは中尾根登山道と標識が有る。この中尾根の樹林帯を1時間強登ると麻耶山山頂に飛び出る。10数人休める程の広さだが展望は良く、左、日本海側から、微かに鳥海山、そして、月山、朝日連峰(大朝日は見えない)、飯豊連峰が見渡せる。ユックリ景色を楽しみながら、早い昼食を楽しむ。
下山は避難小屋コース目指して瘠せ尾根の様な山頂を下ろうとすると、シャクナゲの大きな株が有り花芽を幾つも付けている。来年の春は見事な花を咲かすだろう。2分も進むと左に倉沢方面の道が分岐している。そこを右に折れ直ぐに下って行くと、数分で厩山の奥の宮が有り、麻耶山の説明がされている。
更に六地蔵、鼻くくり坂(ザンゲ坂、8合目)、避難小屋へと着く。小屋の中は土間で10人は入れるだろうか。此処で真っすぐ行くと初心者コースでクセ穴に行くが、小屋の裏から七つ滝に下って行くと言うか、かなり右に巻きながら進むこと30分強で滝に着く。滝壺は何だか風呂を連想する様な形で、そこに、大雑把なハシゴが渡されている。その先にはオヤマリンドウと終わりかけのチョウジギクがあった。10数分で朝通過した十字路を横切り仙人が岩屋へ向かう。この道は弁財天の夫婦滝を左側にして、大きく巻いている登山道だ。岩屋はかなり大きい岩の下に空間が有り、仙人が数人は休める。そして、巻き道から一気に下ると弁財天の夫婦滝に降り立つ。後は今朝来た道をたどる。そして、この山だけではもの足りないので村上市にある新保岳での夕日を期待して向かう。
関川登山口前の経塚 |
越沢登山口の入り口 |
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麻耶山の説明書き |
越沢登山口 |
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越沢登山口の案内板 |
景観の説明 |
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クセ穴分道標識 |
麻耶沢渓谷 |
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弁財天の夫婦滝遠景 |
弁財天の夫婦滝と梯子 |
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弁財天夫婦滝の説明 |
十文字分岐の標識 |
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十文字分岐の風景 |
麻耶山山頂標識 |
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麻耶山山頂の方位説明 |
麻耶山より鎧岳を望む |
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山頂より右鎗ガ峰、左、鉾ガ峰 |
山頂の紅葉 |
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山頂より月山を望む |
山頂風景 |
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厩山奥の宮の説明 |
厩山奥の宮 |
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六地蔵 |
六地蔵の説明 |
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八合目の説明 |
避難小屋前の標識 |
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七つ滝の滝壺 |
仙人が岩屋の説明 |
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戊申の役古戦場碑 |
戊申の役関川口激戦の図 |
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関川の戊申の役激戦地跡 |
戊申の役関川の神社 |
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神社の老木 |
オヤマリンドウ |
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