会員の山行 122号

【2008年04月26-27日/佐渡の山花巡り/木内茂雄】

 (4/26) 岨巒堂山(ショランドウヤマ)
 オオミスミソウの観賞ツアーに参加して、初日はとても読めない字の山に登る。地元に詳しい人の案内で、殆ど標識の無い山道を登る。お目当てのオオミスミソウは花の終わっていて、新葉はそこかしこに有るが、花はなかなか出現しない。しかし、意外に他の花の種類が多く、連記してみると、キケマン、オドリコソウの白、チゴユリ、ニリンソウ、ニリンソウの変種?ヒトリシズカ、イワカガミ、エンレイソウ、アヅマイチゲ、キクザキイチゲ、シラネアオイ、スミレ、カタバミ、コシノカナオイ、ニシキゴロモ(私の地元では十二単)、ハルリンドウ?シキミ、ムシカリ(オオカメノキ)、カタクリ(白も見つけた)、タムシバ、シュンラン、そして、オオミスミソウは既に時期が遅く、多くは見られなかったがその名残でも十分満足できた。其のほか見逃した花も有ると思う。
 夜の宿舎は弾岬灯台の直ぐ傍のログハウスに泊まる。
 (4/27) 松倉山から平城畑
 これまた、登山口に標識の無い所から登る。
稜線近くまで杉林の中を登る、そして、キシミ、ナニワズ(私の地元では夏坊主)、それから、花の終わった福寿草などを見ながら進むと杉も少なくなる。踏み跡が心細い道を藪漕ぎしながら行くと、オオミスミソウが現れてきたが、盛りは過ぎたとのこと。
 フッキソウが足元に多く有り、踏まない様注意して歩く。山頂近くで左斜面にオオミスミソウが見られた。ここで昼食をしていると、気温が下がり雲行き怪しく、やがて、雨が降り出した。その先は雑木が無くなり、風に吹かれ芝の上を歩くようになる。見通し悪くなり一人では迷い易い。平城畑辺りは夏には牧場になるということで、牛フンが目立つ、そして、この芝が合うのか、アマナが群生している。やがて、天気は回復してきた。下りかけにキジムシロが黄色鮮やかに咲いている。林の中に降りて行くとザゼンソウの群生地とカタクリの群生が目立つ。そこにオオミスミソウの名残が咲いている。更に下って行くと沢筋にニリンソウが群生している。アヅマイチゲが少しと、キケマン、そして、道端にはシュンランが待っていた。

シラネアオイ スミレ
ニシキゴロモ ハルリンドウ
オオミスミソウ赤 キクザキイチゲ
カタバミ オオミスミソウのピンク
エゾエンゴサク カタクリ
タムシバ カタクリ白とピンク
シュンラン オオミスミソウ白の八重
キシミ フッキソウ
オオミスミソウの濃いピンク オオミスミソウの千鳥ピンク
オオミスミソウの薄紫 アマナ
アマナの群生 オオミスミソウの薄ピンク
ウツギ ザゼンソウ
キケマン 道端のシュンラン
カタクリ キジムシロ