会員の山行 127号

【2008年05月24日/花ノ沢 登山口 ⇔ 豪士山/平田健治】

 09:35登山口から花ノ沢の小沢を飛び石で渡り杉林へ入る。2〜3分で杉林を抜けると急な登山道になって、楢林の中を20分程登ると東側がスパッと切れ落ちた見晴らしの良いなだらかな場所に辿り着く。休憩にモッテコイの場所であるが、この先傾斜の緩い登りになるので歩きながらの休息を摂ることにして此処は素通りする。
 10:35〜10:40登山口から1時間登った所で、喉が渇き水分補給をする。歩き出して間もなく尾根上の道から西側の斜面に移って沢沿いのトラバース道を行くようになり、沢風が吹き上げるので涼しくて歩き易い。
 11:05〜11:15豪士水止まりの標木で休憩。ここで沢を離れ山頂を目指すことになるが、この先水場は無いので不安があれば給水した方が良い。11:40豪士峠標木通過。12:05豪士山1022m 山頂着。
 13:45下山開始。途中の笹原はタケノコが伸びる時期になって、同時に笹の花も沢山咲き始めている。笹の花が咲くのは50年に1回と言われていて、自分にとってこれが最初で最後のチャンスとばかりに1時間程カメラのシャッターを切った。15:00豪士峠標木。15:55花ノ沢口着。
 この山域は、豪士山1022m、駒ケ岳1067m、最高峰でも1074mと高山ではないが、冬の季節風を強く受ける場所であり、特に山麓の和田地区は積雪が多い地域です。現在主稜線上に残雪はないものの、積雪が多い年や早い時期には雪が付いて苦労する箇所があるので注意して下さい。
 登山口は4ヶ所あり何れの登山口にも小沢はあるが、コース上に水場があるのは中ノ沢口・花ノ沢口・本沢口の3コ−スです。特に周回コースを計画する場合は、駒ケ岳付近に水場は無いので予め準備して行く必要があります。

山躑躅 紅葉苺
瓜膚楓 黒文字
深山躑躅 山頂から最高峰、駒ケ岳
姫一華 山荷葉
猩々袴 エンレイソウ
笹の花