【2008年09月06日/雨飾山(長野県小谷村)/木内茂雄】
【タイム】
雨飾高原キャンプ場7:30〜8:20ブナ平〜8:50下り〜8:56沢〜10:10笹平〜10:35雨飾山11:20〜11:40笹平〜12:25沢〜12:35登り切り〜12:51ブナ平〜13:24雨飾高原キャンプ場
【記 録】
大糸線沿いに白馬方面に向かい、小谷村に入って行くと中谷川の両岸は急傾斜になっていて、その斜面に点々と家が見える。途中、組合前というバス停の前の店に”マムシとメダカ”と言う面白い取り合わせの看板が立ててある。これを見ながら更に進み、小谷温泉を通過、道は舗装されているがカーブの連続の登りで雨飾荘に着く。更に進むと直ぐ先右側に無料露天風呂を見て、そして、その先の右折れ妙高方面を見て直進し、暫くすると直進は大渚山、右折れして間もなく雨飾高原キャンプ場に着く。
駐車場とトイレ、飲み物の自動販売機、左上には小屋が有る。
登山口の案内を見てから、少し下り気味に登山道を進むとツリフネソウ、淡いピンクのツリフネソウ、キツリフネ、オニシオガマ、そして花は終わっているがミズバショウが出現する。ブナ平まで緩やかな登山道で、そこから、急傾斜の登りとなる。ブナ平から30分もすると下りになり、ここから、フトンビシの岩壁が良く見える。そして、下り切ると荒菅沢で、川原にミゾホオズキが咲いている。これを渡り、再び登りになり、急傾斜だなあと思っていると視界が開ける様な気がするが、霧で遠望がきかない。それでも、次第に花が現れる。トリカブト、サラシナショウマ、オヤマリンドウ、タテヤマウツボグサ、コゴメグサ、ハクサンフウロ、オヤマボクチ、そしてバアソブらしい実などを鑑賞していくと笹平に着く。ここから、晴れていれば景色が良いのだろうけど、霧に霞む雨飾山がたまに見える程度である。標識が有り、右に金山方面と記されている。
笹平から少し下り気味に行くと10分位で窪地になり、右に雨飾温泉、新湯温泉方面の標識が立っている。緩やかな登り降りを繰り返し、山頂直下で左下を見下ろすと、雪に削られた岩壁が荒菅沢へと落ち込んでいる。ここまで、ウメバチソウ、タムラソウ、ミヤマアキノキリンソウ、ヤマハハコ、モミジカラマツ、コゴメグサ、花の終わったハクサンシャジン、ギボウシ等を見つけるが、花の残骸から想定して夏は素晴らしい?花畑だろうか。最後の登りを頑張ると山頂になるが、残念ながら期待の遠望は効かない。足元にはイブキジャコウソウらしい葉を見つけるが花のシーズンに来てみたいものだ。山頂で晴れるのを期待し長居したが駄目で諦めて、今来た道を引き返すが途中で暫く雨に降られ”雨降山”になった。
登山口標識 | 登山口案内板 |
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登山口案内板 | オニシオガマ |
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タニジャコウソウ | 淡いピンク色のツリフネソウ |
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ツリフネソウ | キツリフネ |
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タムラソウ | 笹平の標識 |
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フトンビシの岩壁 | バアソブの実? |
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不明 | サラシナショウマ |
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タテヤマウツボグサ | オヤマリンドウ |
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コゴメグサ | ハクサンフウロ |
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笹平の標識 | 途中の雨飾温泉への標識 |
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ウメバチソウ | オヤマボクチ |
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雨飾山々頂標識 | 笹平より雨飾山を振り返る |
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荒菅沢にてミゾホウズキ? | |
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