会員の山行 143号
【2009年03月01日/白根山(新潟県旧下田村付近)/木内茂雄】
【タイム】
第一ゲート8:21〜8:40登山口〜8:55山ノ神〜9:49稜線〜10:43前白根手前のピーク9:52撤退〜11:00稜線12:30〜12:50二本松〜13:05山ノ神〜13:20登山口〜13:50第一ゲート
【記 録】
どうしても、白根山から粟ケ岳が見たくて再挑戦にきた。
1週間後の林道入口は雪が無く、これは良いぞと車で入ったが第一ゲートで雪となり此処から歩き出す。徒歩5分位得しただけだが、雪は締まっていてカンジキ無しで歩ける。その先、林道は地肌の出ている箇所も有り、登山口まで先週は1時間かかったのに、今日は20分で着く。右の沢も大分露出していて、夏道がかろうじて見える。山ノ神まで雪の無い箇所が有、椿の蕾、マンサクの蕾も見掛け春を感じさせる。
雪は減っているが、山ノ神からは地肌の出ている所は無い、しかし、相変わらずの凍み雪でカンジキ無しで順調に高度を稼ぐ。先週休憩した二本松も気づかないで稜線に着く。
右に折れ、なだらかに進むと直ぐ左に粟ケ岳が堂々とこちらを向いている。そして、前方の稜線は大小のピークを繰り返してから、前白根への急な登りになっている。最初に落差は小さいが急な下りになっている。直接下ると万が一滑ると谷底に直行しそうなので、少し右に降りてから左にトラバースして、斜面を回りこむ。
その先には痩せ尾根になったり、夏道が少し出ていたりする。更に40mくらいの急なピークが立ちはだかった。直登することも出来そうだが、掴む枝も無い急斜面なので、滑れば、これも谷族へ一直線である。直登を避け、右下に少し下り枝の有る所をルートファイデイングする。その斜面はクラストしていて、カンジキでキックステップ切り慎重に登る。
更に先に進むと、また急な下りになる。これも右に巻いて逃げようかと思ったがその先がかなり痩せ尾根で枝を掴む所も無い。帰りを考えた場合疲労でバランスが取れるか心配になる。若い時のような体力が有れば、何も考えずに行ったろうにと、歯ぎしりをする。谷底に落ち痛い思いか、あの世行きはまだしたくない、此処は勇気ある?撤退とする。
引き返しも数箇所慎重に行動して、稜線から降りる近くの陽だまりでユックリ食事をすることにする。周囲の景色を飽きることなく眺めまわす。粟ケ岳、白根山、烏帽子岳、遠くに守門岳、そして、日本海方面を眺めると弥彦山の向こうに幽かに雪を被った佐渡が見える。
この景色で満足してから一気に下る。山ノ神で小用をたしてから、誰も居ないので内緒に一番小さい男根とそっと比べて見る。そして、吾、一物の貧弱さに劣等感を感じる。、、、、、、、そして、また下る。
登山口の標識が出た |
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登山口の沢 |
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雪が減った山ノ神の周辺 |
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稜線にて守門岳を望む |
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稜線にて目の前の烏帽子岳を望む |
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目指す白根山 |
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稜線にて目の前の粟ケ岳 |
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目の前と向こうの痩せ尾根 |
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左手前袴腰岳、後方弥彦山 |
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右手前のピークの向こうで撤退 |
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もう一度粟ケ岳を望む |
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もう一度白根山を望む |
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山ノ神の全貌 |
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カモシカ病院の近くで粟ケ岳を望む |
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