会員の山行 178号

【2010年03月20日/かまど倉山〜川化山:栃木県鹿沼市/木内茂雄調査】

【タイム】
 かまど倉第一分岐点9:22〜9:23かまど倉第二分岐点〜9:26かまど倉第三分岐点〜9:40<222号>号鉄塔へ分岐〜9:44<222号鉄塔>〜10:13稜線〜10:14川化山への分岐〜10:19大岩壁かまど展望台〜10:21かまど倉山11:21〜11:22大岩壁かまど展望台〜11:25川化山への分岐〜11:33<221号鉄塔>〜11:41最低鞍部〜11:49途中のピーク〜12:00左側展望きく〜12:10川化山への尾根〜12:15川化山12:16〜12:21かまど倉山への分岐〜12:27洞窟と大穴〜12:38作業道〜12:45かまど倉第三分岐点〜12:49かまど倉第一分岐点
【記 録】
 東武日光線の板荷駅から、鹿沼の方面二つ目のバス停:川化北を右折れする。するとすれ違いの出来ない道を数十メーター行くと踏切を渡り、その先、橋を渡り直ぐに左カーブを切り、そして、直ぐに右カーブを切ると両側に家が有る。右側の家は由緒有りそうな家だ。その先、T字路になり、辺りに梅の花が咲いているなあと眺めながら左折する。後は道なりに墓場も過ぎ、やがて、荒れた林道になる。普通乗用車なので、腹を摩らない様慎重に進む。“かまど倉第一分岐点”で道路脇に車を止める。オフロード車で無ければ、墓場辺りより歩いた方が無難だ。
 此処から第二、第三分岐点の標識に導かれ20分も林道を歩くと左に苔むした橋が有り、傍に222号線鉄塔の標識が有る。此処を左に折れ、金属製の苔むした階段を緩やかに登る。途中に有る大きな杉の木の根元は、光苔見たいな奇麗な苔に覆われている。それから、20分強で尾根に出る。此処には222号鉄塔が立っている。そして、尾根沿いに右折れして登って行くと、辺りの風景は植林帯から灌木帯にと変わり、明るい尾根登りとなる。途中、右方向に川化山を眺める事が出来、足元には少しだが、小さなイワウチワの葉が見える。
 尾根登りを30分もすると稜線に出る。登山道は左に逃げているが、岩が幾つか有る所を直登して見ると目の前が開け、見慣れた様な山山が見える。天気は良いが春霞で遠くが見えない。此処から左に1分歩くと、右に川化山方面の道が分岐しているが、気を付けていないと見落とす。そのまま直進して、木の根が出ている急登を5分も登ると“大岩壁かまど展望台”に飛び出す。何か山は見えるが霞んでいてハッキリしない。此処から1,2分で“かまど倉山”に着くが灌木帯の中なので景色は見えない。
 少し前に進むと視界が開けるが、山頂に戻り、鹿沼市側の明るい方に少し下ると展望がきく場所が有る。霞んでいなければ色々なものが見えたろうに。左を見ると先程の“大岩壁かまど展望台”下の岩壁が見える。楽な山なので、展望を楽しみながら、ユックリと食事をしてそして、ノンビリと1時間過ごす。
 それから、今来た道を引き返し、川化山への分岐から、221号鉄塔まで尾根を下って行く。そして、鉄塔に着くと、篠竹の薮に前方を遮られるが、その竹を潜り鉄塔の前に出ると“鉄塔かまど倉八合目”の標識が有る。
 右にシッカリした踏み跡が有るが、左方面に進むと踏み跡が有り、更にビニールテープで右に誘導されるが、そのテープを潜って川化山への踏み跡を進む。最低鞍部まで結構高度を下げた様な気がするが、10分もかからない。
 此処から右に檜の植林帯を下って行ける様だが、真っすぐ、目の前の岩を乗っ越しながら登りにかかる。右側は植林帯、左側は灌木帯といった風情である。途中のピークも過ぎ、踏み跡は左の岩混じりの尾根を避けて、右に逃げている。ここを尾根伝いに進むと、遠望が利く様になり振り返れば先程の“かまど倉山”そして、左方向に見た様な山が幾つも見える。しかし、地図を持っていないので確認が出来ない、残念に思いながら、先に進む。
 川化山直前で急だが直登出来るけれど、踏み跡が右に巻いているので、直ぐ向こうに見える尾根まで行く。この尾根で左折れして登ると5分で川化山山頂となる。右に少し視界がきくだけで、直ぐに引き返し下って行き、先程の右への巻道に行かず、この尾根を直進する。
 山の形からすれば、尾根を左に外さなければ林道に出るはずと見当をつけて殆ど踏み跡の無い所を下る。直ぐに岩場で難しくなったので、右に逃げると人が何人か住めそうな大きな洞窟が有り、その横には直径2mも有りそうな竪穴が出現する。この竪穴がどのくらい深いのか覗いて見たかったが、足場が悪く、登攀道具も無いので諦める。ことによると中は鍾乳洞にでもなっているのではと興味深々である。
 此の後は植林帯をジグザグに真っすぐに10分も下ると昔の作業道に出て、それを下って行くと、やがて予想していた“かまど倉第三分岐点”に着いた。後は来た時と同じ道を車まで引き返す。
 この山の感想はハイキングに持ってこいだけれど、洞窟と大きな竪穴には後ろ髪がひかれる。

かまど倉第一分岐点
杉の植林帯に有る標識
かまど倉第二分岐点
かまど倉第三分岐点
004、途中の標識
光苔見たいな奇麗な苔
稜線に有る鉄塔
途中、川化山を望む
小さなイワウチワ
稜線は雑木
大岩出て来る
遠望がきく
川化山への分岐
大岩壁展望台
かまど倉山頂.
山頂直下にある展望台より大岩壁下の岩
展望台風景
かまど倉山頂を振り返る
川化山への分岐点を振る帰る
川化山へ行く途中の鉄塔
鉄塔かまど倉8合目の標識
稜線右は植林帯
途中のピークに弁当の空箱を標識にしている
途中の岩
左側遠望きく
かまど倉山を眺める
何山
なに山
何山
川化山々頂
川化け山頂右に視界が有る
山頂より尾根を下りてきて右に巻きながら」かまど倉方面
洞窟
隣に下に向かって大きな穴
作業道に出る
第一分岐点車に戻る
宇都宮市街に有る護国寺
宇都宮市街の護国寺にて
狛犬