【2010年08月16日/田代山〜帝釈山:福島県会津/木内茂雄】
【タイム】
猿倉登山口8:37〜8:47水場〜9:36小田代〜9:55田代末端〜10:01田代山10:43〜10:55一方通行周遊分岐〜10:56弘法大師堂〜11:57帝釈山〜13:07弘法大師堂13:11〜13:12一方通行周遊分岐13:33田代末端〜14:09水場〜14:16猿倉登山口
【記 録】
盆の墓参りと天候不順で3日間も退屈してから、白馬を考えていたが天気予報が悪化して、此の山に変更する。猿倉登山口より約100m下に駐車場とトイレが有り、車は登山口に止める。
登山口周辺にはキツリフネ、ソバナ、トリカブト等が咲いているのを横目に見ながら、沢を渡り、登り始める。10分で“此処が最後の水場“を通過する。登山道は雑木の樹林帯を進み、途中2箇所に熊除けの鐘が下がっている。そして、最初急であった登山道も次第に緩やかな登りになり、腐りかけた木道が見え隠れして行く内に小田代の草原に出る。此処までに見た草花はヤマハハコ、オトギリソウ、ヒヨドリソウ、アキノキリンソウ、オヤマリンドウ、それから、ムシカリの赤い実、エンレイソウ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナの葉等である。此処までの何処かで左方向を見ると、雲の中に微かに尾瀬燧ケ岳が見えた。
小田代から花の百名山で言われているキンコウカが出現してくる。そして、木道を進み、一寸した斜面を登り切ると田代湿原の末端に出る。此処からはほぼ平らに木道を歩く様になる。少し先で田代湿原の周遊路の分岐点に着く。一方通行になっていて、まず右方向に進むと間もなく池塘の有る平らな所に田代山の名が刻まれた柱が立っている。
山頂とは思えない場所だが、湿原を見渡せるので、標識を立てたのだろう。気温が高く大分汗をかいたので、どうせ平らな山と缶ビール2本を飲みながら辺りを見回す。傍には見たことのないタンポポが何本か咲いているのと、全体的にはキンコウカの群生だが花は枯れ始めている。その他イワショウブが其処かしこ、そして、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲが草の陰にヒッソリと咲いている。コバイケイソウは枯れ初めているが存在感を示している。案内で見たチングルマ、ワタスゲは終わった様で見えない。それから、ニッコウキスゲの種を1本見つける。
ユックリ休憩してから帝釈山に向かう。湿原からオオシラビソの樹林帯に入る手前で左に帰路となる木道が一方通行で分かれている。真っ直ぐ樹林帯に入って行くと、直ぐに弘法大師堂に着く。左向こうにはトイレが有る。お堂の中は狭いが避難場所になっていて、中央には弘法大師の像が祀られている。
お堂から先は直ぐに下りになり、地面にはオサバグサの群生地が見られる。下りは間もなく終わり、なだらかに樹林帯を登って行く様になる。カニコウモリ、ツルリンドウの花を見つける。ハリブキの葉も見ながら進み、帝釈山近くではミヤマホツツジが咲いている。山頂は開けていて遠くの山々が見えるはずだが、残念ながら雲で隠れている。此処から先は下り900mで桧枝岐登山口となっている。付近にシャクナゲが有るのを確認して、今来た道を引き返す。
登山口に有る案内板 |
登山口標識 |
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登山口に有る案内板 |
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登山口の標識 |
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ノリウツギ |
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水場標識 |
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ムシカリの実 |
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ヨツバヒヨドリ |
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小田代標識 |
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小田代を振り返る |
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オヤマリンドウ |
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池塘始まり |
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田代湿原に出る |
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田代湿原は一方通行 |
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田代山 |
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何タンポポ |
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田代山標識付近の何?タンポポ |
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キンコウカの中にイワショウブ |
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田代山を振り返る |
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タテヤマリンドウ |
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タテヤマリンドウ地面にはモウセンゴケ |
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枯れ始めたコバイケイソウ |
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キンコウカ |
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ニッコウキスゲの種 |
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キンコウイカ群生 |
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ヒメシャクナゲ |
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湿原は一方通行帰路は左に分岐 |
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? |
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弘法大師堂 |
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弘法大師像 |
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イワハゼの実に毛 |
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ツルリンドウ |
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オサバグサ群生 |
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ミヤマホツツジ |
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帝釈山より田代山を望む |
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帝釈山 |
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