会員の山行 200号

【2010年09月26日/谷川岳/木内茂雄調査】

【 タイム】
 ゴンドラ駅6:48〜6:52谷川岳登山指導センター〜7:00西黒尾根登山口〜7:17巌剛尾根登山口(マチガ沢入口)〜8:00第一見晴らし8:08〜8:52鎖場〜9:08西黒尾根と合流(稜線)9:18〜10:10ザンゲ岩〜10:32谷川岳山頂(トマの耳)〜10:44オキの耳〜10:58トマの耳11:30〜12:16巌剛尾根との分岐〜12:22ラクダの背〜13:13土合駅まで1時間の標識〜13:39西黒尾根登山口〜13:44谷川岳登山指導センター〜13:50ゴンドラ駅
【記 録】
 前日こちら方面に用事が有り、天気予報を見ながら谷川岳に決める。土合駅を過ぎゴンドラ駅で進入禁止となり、駅の駐車場に強制的に入れられる。
 40年前には一の倉沢、幽ノ沢に何回も来ていたが、今は全く記憶が無く、マチガ沢(巌剛新道)まで舗装された広く緩やかな登りを歩く。マチガ沢はよく見え、上部は雲に隠れているが振り返れば白毛門が青空に映えている。  此処から巌剛新道の登山道に入ると潅木の中を緩やかに登る様になり、時には沢水が流れているところを歩く。そして、第一見晴らしではマチガ沢がよく見えるが上部はまだ雲に隠れている。その先、梯子を登る様になると傾斜は次第にきつくなる。
 そして、鎖が垂れている鎖場も有り高度を稼ぐ。花は無いだろうと思っていたが、予想外にオニシオガマ、ダイモンジソウ、ノコンギク、トリカブト、ウメバチソウが咲いているし、シャクナゲの蕾、オサバグサの葉を見つける。そんな花々を楽しみながら行くと、ヒョイと稜線に出る。
 意外にも其処は西黒尾根との合流点である。途端に見晴らしは良くなり、天神平の駅は下に見える。進行方向を見ると、高々と岩山が立ちはだかっていると言うか聳えている。その山肌に大勢登っているのが小さく見える。そして、空はいつの間にか快晴になっている。この岩山は大半が脆い岩であるが、時には至仏山の蛇紋岩の様に滑る岩が有る。(ガイドブックに“氷河の爪跡”とある)そこでは登山者が滑るものだから、磨かれて余計滑るので要注意である。この登りは草木が無く、高度を一気に稼ぐので、景色が良く見え張り合いがある。
 そして、この長い登りも草が出始めるといくらか緩やかになり人の混雑する山頂に近付く。左からは天神平から来る人達も合流して来て、山頂は記念写真を撮る人達で標識を単独で撮る事が出来ない。傍にウスユキソウがあるのを見て、直ぐにオキの耳に向かう。片道10数分で引き返して来て、山頂を少し外して休憩する。 360度邪魔する物は無く、谷川連峰全山と、遠くには燧ケ岳、皇海山、赤城山、榛名山、平ケ岳等が見渡せる。谷川岳は天候不順の山と認識していたが、今日だけは違い全くの快晴に感激である。
 数々の山々に充分満喫してから、今来た道を下る。直ぐに岩場の下りになるが、延々と40分の下りに最後は飽きてしまう。標識に初心者不向き、中級者以上と書かれていたが、成程と頷く。岩場過ぎ、巌剛新道との分岐を真っ直ぐ西黒尾根に進む。その頃には草も出て来て、予想していなかった花々が出現する。まずはウメバチソウの群生、終りかかっているがタムラソウ、コゴメグサ、ハクサンシャジン、シモツケソウ、キジムシロ、ワレモコウ、それから、急斜面の突端にイワインチンが10株位咲いている。更にオヤマリンドウが随所に太陽の日を浴びて大きく開いている。これ等から推定するに、花の時期には充分楽しめるのではないだろうか?その先では急な岩場の下りも数箇所有り、鎖場も有る。これ等を下って行くと、いつしか、潅木帯に入り、やがて普通の登山道らしい下りになる。
 そして、大きなブナ林を下り西黒尾根登山口に降り立つ。此処からは今朝歩いた舗装道路をゴンドラ駅へと向かう。

 谷川ゴンンドラ駅
 
谷川岳山岳資料館 
 
 自然保護の立て札
 
途中の標識 
 
 谷川岳街道歴史説明
 
 谷川岳登山指導センター
 
指導センター内にある案内板 
 
 途中の標識
 
 舗装されている登山道
 
 西黒尾根登山口
 
 西黒尾根登山口に有る標識
 各沢の登山注意事項
 
マチガ沢入口 
 
 マチガ沢の説明書き
 
マチガ沢入口にて白毛門を振り返る 
 
巌剛新道登山口 
 
 途中の標識
 
 途中白毛門方面を振り返る
 
 第一見晴標識よりマチガ沢を眺める
 
シャクナゲに来年の花芽
 
 オサバグサ
 
 オニシオガマ 
 
 白毛門を眺める
 
 途中の鉄梯子
 
 高度を稼いで白毛門を眺める
 
 マチガ沢の岩峰
 
 最初の鎖場を振り返る
 
 ダイモンジソウ
 
 ウメバチソウ
 
 ノコンギク?
 
トリカブト  
 
 西黒尾根と合流
 
 天神平駅を望む後方赤城山
 榛名山を望む
 
 白毛門を見て歩く
 
 滑り易い岩も登る
 
 ザンゲ岩
 
 天神平が遥か下
 
 左から白毛門右天神平遠くに皇海山を見える
 
 トマの耳オキの耳がよく見えてきた
 
 肩ノ小屋近くの標識
 
山頂近くの標識 
 
山頂には大勢の人 
 
 山頂近くで肩ノ小屋を見下ろす
 
 山頂近くの標識
 
 山頂で記念写真を撮る人達
 
 山頂でミネウスユキソウ
 
 オキの耳
 
 オキの耳にて左白毛門
 
 オキの耳よりトマの耳を眺める
 
 オキの耳にて左白毛門右向こうトマの耳 
 
 オキの耳よりトマの耳を撮る
 
オキの耳にて中央トマの耳右万太郎山方面 
 
トマの耳にて肩ノ小屋と万太郎山方面を眺める 
 
 トマの耳付近で赤城山を眺める
 相変わらずトマの耳は混雑
 
標識に注意書き 
 
 谷川岳を振り返る
 
 快晴のマチガ沢方面の岩峰を眺める
 
見えない山頂を振り返る 
 
 タムラソウ
 
 ワレモコウ
 
ラクダの背より谷川岳を眺める
 
 ラクダの背
 
 オヤマリンドウ
 
 シモツケソウ?.
 
 イワインチン
 
 お日様に喜ぶオヤマリンドウ
 
 鎖場を振り返る
 
土合まで1時間の標識 
 
 途中に送電線
 
ゴンドラのすれ違い