会員の山行 203号

【2010年10月23日/浅間山:黒斑山/木内茂雄調査】

【タイム】
 車坂峠黒斑山表コース10:46〜11:54中コースから合流〜12:01トーミの頭12:03〜12:07湯ノ平(草スベリ)方面との分岐〜12:19黒斑山山頂13:13〜13:21湯ノ平方面との分岐〜13:25トーミの頭〜13:29中コースとの分岐〜14:31車坂峠登山口
【記 録】
 用事が有り、3歳から15歳まで過ごした小諸にやって来た。街中は大分変貌しているが、懐かしい面影も残っている。国道に有る“高峰方面”に向かいリンゴ畑を過ぎて登って行くとやがて人家も疎らになり、カラマツの黄葉が目立つ様になる。ヘアーピンカーブをジグザグにハンドルを切りながら高度を稼いで行く。そして、車坂峠に近付くと雲海の向こうに富士山が遠くに、近くには八ヶ岳がよく見える。峠に着いて見ると、車が道路に溢れて駐車されている、何とかスペースを見つけて止める。
 傍に有る高峰高原ビジターセンターを覗いてから、黒斑山登山表コースを登り出す。全体としてカラマツが多く、振り返れば木ノ間越に富士山、八ヶ岳などが見える。そして、周りのカラマツは黄金色していて、秋の風情が満喫出来る。そこで一句、そして更に一句詠む。
“ カラマツの黄金の向こうは浅間山 ”
“  浅間山すでに色づくカラマツの葉 ” 字余り
 と、言葉遊びをしていると遠くの視界が利く様になり、浅間山が見えてくる。間もなく火山弾を避けるシェルターが有り、大勢の登山客が休んでいる。登山道は昨夜冷えたようで霜柱が立っている。その先数分で、見晴らしが良くなり、左にトーミの頭、右奥に浅間山が目の前に飛び込んでくる。此処から10分ほどでトーミの頭に着く。奥秩父、八ヶ岳、蓼科山、南アルプス、富士山、北アルプスの殆ど、そして、浅間山は更に近くなり、それを眺める登山客も増えている。
 写真を撮るのもそこそこにして、先に進むと数分で右に湯ノ平方面の標識が有る。これを行くと草スベリの下りで湯ノ平に行くが、真っ直ぐに登ると案外早く黒斑山に着いてしまう。目の前は絶壁でその向こうには、浅間山の火口までよく見えるし、大きな火口跡も手に取るようだ。天気はこれ以上無い快晴でユックリ休みながら、何枚も写真を撮る。その後、充分に満足してから同じ道を引き返す。

車坂峠より八ヶ岳を望む
車坂峠より奥秩父を望む
車坂峠より八ヶ岳を望む
車坂峠にて雲海
車坂峠より雲海に浮かぶ八ヶ岳
駐車場は一杯
高峰高原ビジターセンターに変わっていた
登る途中八ヶ岳を望む
墨絵の様な富士山
黄金の様なカラマツ
ゴゼンタチバナの実
浅間山が見えてきた
火山弾除けの鉄製小屋
火山弾避難小屋
更に浅間山が近付く
左はトーミの頭
中コースとの分岐
浅間山の裾野のカラマツ
トーミの頭にて浅間山全景
トーミの頭にて黒斑山を望む
湯の平(草スベリ)との分岐
草スベリ降口にて浅間山
黒斑山山頂にて浅間山を望む
黒斑山山頂にて浅間山全景
黒斑山にて墨絵の様な富士山を望む
黒斑山山頂にて墨絵の様な富士山を望む
黒斑山にてギッパ山を望む
黒斑山にて写真を撮る人
浅間山を眺める人達
何度も浅間山を眺める
黒斑山下りでトーミの頭を眺める
相変わらずトーミの頭の賑わい
噴火時の注意書き
カラマツの黄葉
カラマツの黄葉
車坂峠辺りを望む
浅間連峰案内図
小諸市内より見た浅間山