会員の山行 204号

【2010年11月06日/赤城山:鍋割山と荒山/木内茂雄調査】

【タイム】
 姫百合駐車場(箕輪)9:04〜9:22展望の広場との分岐〜9:22木の家との分岐〜9:41荒山高原(鞍部)〜10:16鍋割山11:03〜11:36荒山高原〜11:45分岐(東家)〜12:16分岐(休憩小屋)〜12:28ひさし岩〜12:44荒山山頂13:07〜13:27箕輪への分岐〜13:42朝通った道に下りる〜13:49登山口
【記 録】
 赤城山の紅葉に間に合うかと来たが、下部だけで上部は殆ど葉が落ちている。予定通り快晴の中を、箕輪の姫百合駐車場に車を止めて、大きな栗の木の横の登山口から登り始める。道は丸太で整備されていたようだが、今は土が流れて大きな段差が有り暫く歩きづらい。
 20分弱で最初の稜線に出て左に“展望の広場“との分岐に出る。其処を荒山高原方面に直進して行くと、少し下り気味になり、沢を渡ると右に回り込む様にして緩やかに登る。途中、右に行く道が有るが、標識に従い左を登って行く。道は見通しの悪い石混じりの雑木林を登って行く。そして、登り始めて40分弱で鞍部に着くと、此処が荒山高原と標識に書かれている。草木も低くなり大分開放的になるが、荒山も鍋割山も見えない。直ぐに右の鍋割山方面に登り出すと間もなく、霜柱を踏む様になる。
 此の小さなピークを登り振り返ると右から荒山、地蔵岳、鈴ケ岳がパノラマで見渡せる。この先大きな起伏も無く、年をとってもハイキング気分で歩いて行けるなあと、考えながら進む。ズミが何本か有り赤い小さな実を付けている。途中、下界を見下ろせる時も有るが、鍋割山に着くと見晴らしが良く、遠くには浅間山らしい山が見えるが、霞が立っていて山々の遠望が効かない。富士山も見えるらしいが、勿論今は見えない、せめての快晴に感謝する。ユックリ休んでから荒山高原に引き返す。
 荒山高原から真っ直ぐ行く道が有るが、右に“関東ふれあいの道“方面から荒山に向かうコースをとる。暫く平と言うか下り気味に行くと高原から10分程で分岐の標識に着き、そばには東家、芝の広場が有る。標識に従い先に進むとミズナラの雑木林を行く様になり、やがて、沢を渡り登りになる。そして、高原から30分程で休憩小屋の有る分岐に着く。
 この小屋は三方が壁で、中に腰掛が有る休憩小屋である。それにしても、分岐の多い山だ。小屋で休まず更に登るとこんな時期に蝶が笹に止まっているので撮る。それから、随所にツツジの木を見つけるので、春には花見が出来るだろうと、その時期を期待する。その先、”ひさし岩”で右側の視界が開け、地蔵岳がよく見える。更に登ると、10本近くのシャクナゲの木を見つける。後にも、先にも此処だけであった。それから、リョウブ皮が鹿に食べられているのが有り、1本リョウブかマツカワ(シロヤシオ)か判断に迷った。
 それにしても、長―い登りだなーと思っていると、漸く視界の効かない荒山山頂に着く。山頂には、標識と大きめの祠が有り、今は1方向だけ遠くが見える。休憩後、箕輪方面に下って行くと岩がゴツゴツと目立つ。この風景から荒山の名前が付いたのだろうか?それから、岳樺とツツジが多いので、このコースもツツジの花見が出来るだろうと、次回来る時の楽しみにする。
 途中、前方に鍋割山が見えるが、先ほど登った印象とは全く反対で大きく見える。写真を撮るのに良いポジションを探していて撮り損なう。山頂から20分下ると、真っ直ぐ荒山高原、右に箕輪の“展望の広場”の標識が有り、右に下る。雑木林の中を下って行くと、鍋割山が益々尖がり格好良い山になる。木の枝が邪魔でなかなか撮れない、葉のある時期には微かにしか見えないだろう。そして、途中、真っ直ぐ行く道が不鮮明で左を見ると枯葉の中に丸太の階段が有るのでそれを下る。そして、朝、通った登山道に降りる。右に折れ、暫く行くと、朝来た時の最初の分岐の標識に着く。右から先程見逃した、展望の広場からの道が合流してきている。此の後は朝来た道を登山口に下る。

姫百合駐車場
登山口
展望の広場との分岐
木の家との分岐
木の家分岐にて
荒山高原:鍋割山と荒山との分岐(稜線:鞍部)
荒山高原に有る案内板
荒山高原の標識
荒山高原の風景
荒山高原から鍋割山に向かう
荒山、地蔵岳を望む
鍋割山山頂
山頂風景
遠く微かにに浅間山?
右より荒山、地蔵岳、鈴ケ岳を望む
分岐
芝の広場
東家
紅葉
ミズナラの雑木林
途中の標識
休憩小屋
小屋と標識
随所にツツジ
今時、蝶
ひさし岩
ひさし岩にて地蔵岳を望む
10本近いシャクナゲ
マツカワかリョウブ?
荒山山頂
荒山山頂風景
下る途中の岩岩
岳樺が目立つ
箕輪への分岐
鍋割山を見上げる
朝通った道に出る