会員の山行 205号

【2010年11月14日/大峰山〜吾妻耶山:水上市月夜野/木内茂雄調査】

【メンバー】
 浅野、中須、近藤、丸山、高井、宮澤、木内
【タイム】
 登山口8:22〜8:32古沼入口〜8:47大峰沼(キャンプ場)9:06〜9:16大沼越9:21〜9:51大峰山が見える〜9:46鞍部(鉄梯子)〜10:02最初のアンテナ塔10:12〜10:20大峰山山頂10:26〜10:56アヅマヤ山弁才天〜11:01赤谷越峠11:04〜11:34吾妻耶山山頂11:46〜11:52ノルンスキー場頭〜12:28大峰沼12;35〜13:00登山口
【記 録】
 40数年前からの山の仲間達と現役との懇親会が有り翌日、この山に登る。月夜野GCを目指して行くと、やがて、大峰山方面の標識が出て来る。駐車場に着くと数台、先着車がいて、広さは30台位止められるだろうか。ヒル生息の注意書きを見ながら樹林帯の緩やかな登りを行く。20分程で左に古沼分岐が有り、此処を直進する。さらに15分緩やかに登ると大峰沼キャンプ場に着く。バンガローとトイレが有り、その向こうに大峰沼が見える。浮島はどんなものかと沼畔に行って見るが、今は草の枯葉で風情が無い。唯、紅葉の葉を入れて撮ると、様になる。それから、沼を左周りで数分歩くと標識が有り左に登り始める。辺りはミズナラ主体の広葉樹の林で、時には岩がゴツゴツしている。この登りは10分で大沼越の標識に着き、稜線に出る。此処からは緩やかな稜線歩きで、右側斜面からは葉の落ちた枝越に大峰沼が見下ろせる。左側斜面は一変して檜の林である。晩秋なのにそよ風が吹き、散り積もった枯葉を踏んで行くと何か長閑な気分に浸る。そんな風情を感じ、此処で一句ひねる。
“山道の カサカサと鳴く 落ち葉踏み”
 稜線を歩き始めて、20分程で向こうに大峰山が見える様になると、一度鞍部に下る。ここは急傾斜で今はしっかりした、鉄梯子をユックリと5分で下り、鞍部からはまた鉄梯子を数分登る。それから、また緩やかな稜線歩きとなる。風景は相変わらず、右斜面は広葉樹林で、左は檜の林である。途中、小さな蝶が数多く落ち葉の周りを飛び交っているが、卵でも産んでいるのだろうか?そして、最初のアンテナ塔に着くと、右側の視界が開け右から赤城山、皇海山、日光白根、武尊岳がパノラマで見渡せる。ユックリ写真を撮ったあと、先へ進む。大きな起伏もなく、アンテナ塔を幾つか通過する。視界は効かないまま、緩やかな稜線を歩いて行くとこれが大峰山山頂かと思う標識に着く。笹と潅木の中で視界は効かない。この先も緩やかな稜線歩きで、30分も行くと、左側に赤と白の旗が数本立ち並んでいる。行って見ると“アヅマヤ山弁才天“と書かれている。それを撮り、先に進むと少し下りになり、5分ほどで赤谷越峠に着く。右に下ると大峰沼方面となり此処で4人と別れ、高井、宮澤、木内の3人で真っ直ぐ吾妻耶山へ向かう。道は今までと違い急坂でジグザグに登る。それも20分位で緩やかになり、山頂手前5分位の所で左側の枝越に岩壁が見えたのでこれが山頂かと思っていたら、道は右に方向を変え、数分で右に大峰沼方面の標識が有る。此処を真っ直ぐ緩やかに登ると間もなく吾妻耶山山頂に着く。山頂には門の様に石柱が二本立ち、その向こう左に背丈以上の大きな祠が三つ並んでいる。そして、その向こうに谷川連峰、武尊岳、日光白根が見渡せる。そして、傍らに吾妻耶山の歴史として日本武尊と沼田の真田城主のことが詳しく説明されている。来る前に”耶“という字に何か有るのではと想像していたが矢張り意味が有ったと一人頷く。
 山頂は行き止まりで数分引き返し、先程有った標識に従い、左に大峰沼方面へと下る。15分ほどでノルンスキー場の頭に着く。此処から右の雑木林に入り、数分で右から赤谷越峠からの道が合流してくる。此処から8分で左のゲレンデに出て、一度渡り左の雑木林に入るが直ぐに又、右のゲレンデを渡る。どうせならゲレンデを下ればと思ったが、此処からは又右の雑木林に入って行く。もし、そのまま、ゲレンデを下って行けば大変なことになる。その先、暫く緩やかな登りになるが、やがて、左に下る様になる。後は迷うこと無く、一本鳥居を通過して大峰沼まで残っている紅葉を拾いながら下る。そして、朝登り始めたと反対側の大峰沼畔に着く。此処にも。大峰山、吾妻耶山の説明書きが有る。後は今朝来た道を戻る。

追記  月夜野の名前の由来

1000年ほども昔の平安時代、三十六歌仙の一人、源順(みなもとのしたごう)と言う人が此の地を通り、三峰山から登る月を見て“おお、よき月よのかな”と深く感銘し、歌を詠んだという言い伝えからとも言われている。

つきよの温泉
みねの湯、つきよの館の歌
 登山参加者
 
登山口
古沼入口
紅葉を行く
大峰山に向かう
大峰沼キャンプ場
大峰沼
大峰沼と浮島
大峰山風致探勝林
野生植物の説明
浮島を見る
落葉樹林を登る
途中の紅葉
岩も有る
大沼越にて
大沼越出発
標識に各高校の名前が付いている
下方に大峰沼の浮島が見える
大峰山が見えてきた
大峰山を目指して鞍部に下る
鉄梯子を登る
鉄梯子を振り返る
鉄梯子を振り返る
アンテナ手前で小さな蝶
最初のアンテナ
最初のアンテナより右から赤城山、皇梅山、日光白根、武尊山
皇海山?
日光白根
NHKのアンテナ
右赤城山、左遠く皇海山
武尊岳
NHK電波塔を振り返る
途中の電波塔
大峰山山頂にて
途中の電波塔
途中の電波塔
途中の紅葉
この岩何時までもつか?
岩だらけの向こうに吾妻耶山
吾妻耶山弁才天
アヅマヤ山弁才天
赤谷越峠標識
吾妻耶山山頂
吾妻耶山山頂
吾妻耶山山頂の標識
吾妻耶神社の説明
吾妻耶山説明
吾妻耶山の説明
吾妻耶山の山頂風景向こうは谷川岳
山頂より武尊岳を望む
山頂より皇海山を望む
山頂より武尊岳と右日光白根
山頂より谷川岳右奥白毛門
山頂より谷川連峰
山頂にてパノラマ
山頂の祠
ノルンスキー場
岩がゴロゴロしている
スキー場から右に大峰沼に向かう左吾妻耶山
紅葉
一本鳥居
紅葉を行く
大峰沼着
反対側より見た浮島
大峰沼の周辺説明
大峰山、吾妻耶山の由来
大峰沼の標高
キャンプ場に戻る
帰途の紅葉
元気に帰ってきた