会員の山行 230号

【2011年11月12日/赤穂義士石像と石尊山(安中榛名駅より)/木内茂雄調査】

【タイム】
 義士石像入口(駐車場)9:20〜9:26義士石像9:30〜9:40義士石像入口:石尊山への標識〜9:55舗装道路に出る〜10:14石尊山登り口10:25〜10:38石尊山山頂10:43〜藪尾根を歩く〜11:09畑と人家に出る〜11:18舗装道路に出る〜11:23舗装道路から山道に入る〜11:31義士石像入り口(駐車場)
【記 録】
 これからは関東地方の天気が安定するので、群馬県の百名山はと調べる。義士石像と山の名前の雰囲気が良いので此処を選ぶ。これだけでは物足りないので50k先の高ボッチと丸岳を予定する。長野新幹線の安中榛名駅をまず目指して来て見ると、駅前からは妙義山が良く見える。その代わり駅前には何も無く殺風景である。駅の外にはトイレが無く、改札を通って中で用をたす。大便は今時珍しく洋式でない。
 それから外に出て散歩している人に山の行き方を聞いた。駅前の信号を左に曲がり車で数分行くと左側に"義士石像"の標識が出ている。其処を1分も登ると左に駐車場、右に義士石像の標識が有る。此処から山道で緩やかに登ると、左杉林、右竹林の階段を数分登ると、平坦になり荒れた竹林の中を歩く。そして、左に大きな岩屋を見ながら進むと、赤穂義士石像に着く。この間たったの6分である。石像の由来が書かれていて、大きな岩屋の下に石像が49体ズラリと並んでいる。(数が多すぎて数えはしなかった)それから、この岩屋の下はカラカラに乾いているが、1本の管から水がタラタラと出ているのが不思議であった。此処で引き返し、駐車場に戻る。
 さて、石尊山に向かう時、下から団体が登って来て石像の方へ向かって行った。この感じだと12月14日前後は参拝者が多いのだろう。そう思いながら標識に従い、舗装道路を緩やかに登って行くと直ぐに砂利道になり。そして、直ぐに竹藪の山道になり、それも束の間で民家の点在する舗装道路に突き当たる。これを右折して、この舗装道路を登る。古い集落らしく、柿がたわわに実り道路に垂れ下がっている。上手そうに熟していて食べたいが眺めて通り過ぎる。
 傾斜の有る坂道を登りきって行くと、平になり新しい小さなお寺(自在寺)を右に見る。欄間には由緒有りそうな彫刻が嵌められている。お寺から直ぐ先の右に"石尊山遊歩道"の標識が有る。何の事はない、此処まで車で来れば全くの散歩コースである。そんな事を考えながら、急な階段を登る。そして、13分で石尊山山頂に着く。祠がいくつか有り、右側は視界が良く安中市街らしい下界が見える。地元の人の話ではスカイツリーが見えるかもしれないとの事であったが見えない。また、ブログの説明では西側に判りづらい道が有ると有ったので、微かな踏み跡を探し出す。
 今来た道を戻るのではつまらないので、細い竹と蜘蛛の糸を払いながら少し下る。何となく判断出来る道を下ると緩やかになり、尾根を歩く様になる。この標識の無い藪道を20分近くも歩くと左に鋭角に行く道と前に2本の道の三叉の分岐に着く。どの道を行くか迷ったが、右側から新幹線の音が聞こえたのと、東側が良いと判断して右の道を行く。やがて、少しジグザグに下り、畑に出ると同時に民家に出る。犬に吼えられながら集落を下って行くと、先ほど通った舗装道路に出る。後は来た通りに駐車場へと帰る。此の辺り一帯は猪が出るらしく"イノシシのわな有り"の注意書きを良く見かける。
 それから、2番目の山、高ボッチの登山口に行ってみたが、倦怠感と何となく気が進まないので休憩してから帰途につく。

安中榛名駅
安中榛名駅前より妙義山を望む
安中駅改札前に有る安政遠足の由来書き
元助義士遺跡入口
杉林と竹林を登る
荒れた竹林
元助遺跡石の標識
義士石像
赤穂義士石像の由来書き
義士石像入口前の石尊山標識
義士石像入口前の駐車場
途中の標識
途中の竹林
舗装道路に出る
途中の標識
新しい自在寺
自在寺全景
寺の欄間に付いている由緒ありそうな彫刻
石尊山登り口
登り口の風景
登り出しから急登
途中の石像
石尊山山頂
山頂には祠
山頂の東側は展望がきく
藪の稜線を行く
畑に下りて来た
集落の中に猿田彦の石塔