会員の山行 234号
【2012年02月11日/物語山と阿唱念滝:群馬県下仁田町/木内茂雄調査】
【タイム】
@ サンスポーツランドより車で数分入る10:32〜10:55物語山登山口〜11:31稜線(左西峰への鞍部)〜11:46物語山南峰山頂11:51〜12:09鞍部〜12:14物語山西峰12:40鞍部〜12:54小さな洞窟〜13:11登山口〜13:29車
A サンスポーツランド13:38〜13:41物語山との分岐〜14:58阿唱念滝登り口〜14:10阿唱念滝中間点〜14:26阿唱念滝14:31〜14:44阿唱念滝中間点〜14:58阿唱念滝登り口〜15:05物語山との分岐〜15:08サンスポーツランド
【記 録】
@ 群馬県の山を調べて居る時に、此の山の名前に興味を感じ謂れを調べてみた。ネットに三説出ていたが、その一つに戦国時代の落ち武者がメンベ岩に金銀を埋蔵したとある。
そんな事で下仁田町より国道254号線を佐久方面に向かい、左にサンスポーツランドの標識を見つけ左折して直ぐにサンスポーツランドに着く。此処から車で左折し、直ぐT字路にぶつかり、右物語山の標識に従い荒れた山道を登るが、数分で車を道脇に止める。量は少ないが凍みている雪を踏みながら荒れた車道を行く。直ぐに道は狭くなり車は通れない。人の足跡の他に鹿?らしい足跡も有る。途中左上方を見上げると尖ったメンベ岩が見られる。
20分程で標識が有り、車道から左折して傍の沢に降り、直ぐに登りとなる。最初に檜の林の中の登りとなるが、間もなく雑木林の急登が続く。足元は丸くない皿の様な石が堆積している。登るときは別に問題無いが帰りはウッカリすると、この皿が滑り転びそうになる。そして、稜線近くなる頃左向こうの枝越に遠くを見ると、特徴有る荒船山が見え、やがて、歩き始めて約1時間で物語山西峰と南峰の鞍部に着く。最初に右折れして南峰を目指す。稜線歩きなので上州の空風が冷たく手袋をするが布製なので効果が無い。
15分程で山頂に着くと左向こうには真っ白な浅間山、右に妙義山、その奥に浅間隠山、鼻曲山らしいのが望める。標高1,019mの標識を眺めて、寒いので引き返し、西峰に向かう。
先ほどの鞍部に戻り、西峰を登るが5分で山頂に着く。標高967mと記されている。山頂は見晴らし良く、先ほどの山々を見渡せる。風も無く暖かいので食事を摂る。
休憩後、鞍部に戻り同じ道を引き返す。15分程下ると標識が有り、その左直ぐ向こうに何か石が積まれている様な物に気付き、行って見る。傍に行って見ると小さな穴が有り、覗いて見ると洞くつになっていて、風穴かな?と首を傾げる。
それから、車まで同じ道を下る。
A サンスポーツランドに戻り地元の人に"阿唱念滝に、途中まで車で行けるか"と尋ねたら、"車は通れないけど、歩いてそんなに遠くないよ"と言われて物語山との分岐から最初平らな道を歩く。成程、直ぐに車では無理と判る。
平らな道を20分も歩くと右に標識が有り、沢を登るが出だしのコンクリートの階段は氷で覆われていて、少し緊張する。
地元の人に直ぐ其処だよと言われたがなかなか滝に着かない。結局、歩き出して50分はかかった。そして、この寒さなので氷漠を期待してきたが、水量が少なくツララであった。周りの風景は宗教的な雰囲気が有り、祠、石塔等が有り、近くに岩壁の窪みが有り昔は座禅でもしたのだろうか?はたまた、滝に打たれて修行でもしたのだろうか?なんて、思いを巡らしながら引き返す。サンスポーツランドに戻り、傍に"阿唱念不動尊"の由緒有る説明書きに気付き成程と頷く。
車を止めた場所 |
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途中の沢は凍っている |
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鹿?の足跡 |
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途中岩峰(メンベ岩)を見上げる |
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途中の標識 |
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沢を振り返る |
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道は石だらけ |
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葉が無いので荒船山が良く見える |
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左西峰の鞍部に出る |
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物語山山頂 |
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山頂より浅間山を望む |
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山頂より浅間山を望む |
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山頂より妙義山を望む |
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山頂標識の後方に浅間山 |
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山頂標識の後方に妙義山 |
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妙義山を引き寄せる |
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鞍部に戻る |
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西峰山頂標識の後方に妙義山 |
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西峰山頂より浅間山を引き寄せる |
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西峰山頂より妙義山を望む |
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途中の道脇に小さな洞窟 |
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洞窟内部 |
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洞窟の近くの標識 |
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阿唱念滝入口 |
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登り始めの階段は氷 |
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滝への中間点 |
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途中の石塔 |
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滝近くの風景 |
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阿唱念滝を見上げる |
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滝全景 |
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滝の右横にもツララ |
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滝付近の風景 |
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滝付近に大きな窪みが有る |
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入口に戻る |
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阿唱念不動尊の謂れ |
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物語山案内図 |
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サンスポーツランドに車を止める |
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