会員の山行 258号

【2012年09月29日/稲包山:新潟県、群馬県/木内茂雄調査】

【タイム】
 三国スキー場8:39~8:45登山口~9:58黄蓮橋~9:12丸木橋~9:18沢を徒渉~9:23最後の小沢~9:36急登終わり~9:53三坂峠10:08~10:25西稲包山~10:41小稲包山~10:55新道分岐~11:02稲包山山頂11:51~11:56新道分岐~12:09小稲包山~12:21西稲包山~12:37三坂峠~12:52急坂下り~13:07最後の小沢~13:11丸木橋~14:15黄蓮橋~13:34登山口~13:39三国スキー場
【記 録】
 群馬100名山であるこの山を目指し、湯沢より三国峠に向かい、苗場スキー場より国道から右に入り、舗装道路終点まで行くと三国スキー場跡?に着く。車を停めて振り返ると右側に屹立した岩峰が有る。若ければこの岩に挑んだろう、、、、
 緑化造成中の注意書き看板が有り、傍を見るとカラマツの苗が植えられている。そして、スキー場を右に見て5分も緩やかに登って行くと左に登山口の標識が有る。山頂まで4時間とあり、そんなにかかるのかなあ?と思いながら山道に入る。
 左下からの沢音を聞きながら、道刈りされた登山道を進む。辺りは雑木林、岳樺、カラマツ林と変化する。標識は所々にシッカリ設置されていて迷う処は無い。
 30分弱で丸木橋の標識になり、此処から6分下ると沢に出る。橋は流され、向こう岸に有るので、少し石を投げ入れ、飛び石で渡る。大水の時は渡れるのだろうか?
対岸に2回目の丸木橋の標識が有り、此処から急登が始まる。長いと感じたキツイ登りも後でタイムを見ると13分である。この登りの箇所を帰りに気が付いたのは、ブナの古木にビッシリとカノコ(ブナハリ茸)が生えていたのと、この辺りからシャクナゲを多く見掛けた事だ。(行く時は下を見て歩いていたため)
 急登が終わると尾根状で、傾斜が緩やかになりブナ林の中を歩く。ブナの葉が何となく黄色味を帯びていて、秋の気配を感じる。そして、これを登り切ると稜線で峠かと思ったら、標識は無く少し下って行き緩やかな鞍部になると、三坂峠の標識になる。笹薮の中で見通しは効かない。此処から少し登って行くと右側は開け遠くの方に群馬方面の山々が見晴らせる。
 そして、又傾斜の有るピークを登り切ると西稲包山のピークに出る。此処からは小稲包山、その向こうに稲包山が見渡せる。しかし、この時は所要時間からすると、見えるピークは違うだろうと思った。一旦少し下り、鞍部から目の前のピークを登り切ると小稲包山に飛び出る。山頂は独立峰で周囲がよく見渡せる。此処から向こうのピークを見て、目的の稲包山と確信する。又、一旦少し下り鞍部から登り直し、15分程で左から三国峠より来る道にぶつかる。此処に新道分岐の標識が有り、右折れして最後の登りとなる。紅葉が目立ち始めた木々を眺め、シャクナゲを見つけ、山頂近くではオヤマリンドウを数本見つける。山頂に着いて直ぐに霧が出始め周囲が見えなくなってしまう。
休憩しながら、360度の景色を期待するが、晴れそうで晴れない。台風の影響も有り、この後は晴れを期待出来ないので、次回はシャクナゲの時期にでも来ると思い引き返す。
(登山口で山頂まで4時間となっているが、山慣れしている人であれば3時間で充分と思える)
特異な岩峰
三国スキー場にある注意書き
登山口標識
黄蓮橋
岳樺とカラマツ林
丸木橋標識
丸木橋は流されている
沢を右岸に渡る
急登終わった辺り
登山道風景
三坂峠
右側視界良し
西稲包山
小稲包山より赤倉方面を眺める
小稲包山より稲包山を望む
新道分岐標識
稲包山近付く
稲包山山頂標識
山頂風景
山頂より子持山方面を望む
霧がかかり始めた山頂を後にする
山頂近くにもシャクナゲ
紅葉始まり
ナナカマドの実
イワナシの葉
イワカガミの葉
紅葉
ブナ林
ブナの古木にカノコ(ブナハリ茸)

 おわり