会員の山行 261号
【2012年10月14日/大菩薩嶺:山梨県・甲斐大和/木内茂雄調査】
【タイム】
上日川峠9:11~9:34福チャン荘~10:28雷岩~10:35大菩薩嶺~10:40雷岩10:57~11:20賽の河原~11:35介山荘(大菩薩峠)12:05~12:24熊沢山~12:36石丸峠~13:02林道~13:15バス停小屋平
【記 録】
武田家終焉の地:中央線甲斐大和駅に降り、直ぐバスに乗ると、10分弱で勝頼の菩提寺:景徳院を通過し、約30分で上日川峠に着く。道路脇には既に乗用車がかなり列をなしている。そして、大勢の登山客(ハイカー?)が三々五々準備をしたり、美味しいリンゴ等を買ったりしている。
峠の長兵衛荘脇から標識に従い車道を歩き出すと直ぐに、左の山道に入る。福チャン荘まで車道は右にほぼ並行して続いている。そして、福チャン荘から左側の唐松尾根にと登山道が有る。名前の通り唐松が多いが、シラビソも混ざっている。カラマツの葉は黄色に変わりつつあり、たまに有る落葉樹の葉が紅葉している。
一時間弱で稜線に出ると右に雷岩が有り、振り返ると登り途中から見えていた富士山が遠くにクッキリ眺められ、右遠くには南アルプス連山、そして眼下には上日川ダム(大菩薩湖)の水面が光っている。
直ぐに稜線を左の潅木帯に入り、登り加減に行くと8分ほどで大菩薩嶺に着く。周囲は木々の中で展望が効かないので引き返して、雷岩でユックリと富士山を、そして、南アルプス全山の名前を挙げながら一時を過ごす。天気は快晴だが、気温は少し低く、ヤッケを着ないと寒い。
それから、大菩薩峠を目指すが道は稜線の緩やかな下りで、右側はズーット富士山、南アルプス、そして下界を眺めながらの散歩である。途中、何か花は無いかと見回すと、綿毛になっているマルバダケブキを見つける。
やがて、賽の河原に着くが、左のピークを登れば、丹沢山塊が見えるのだろうか?今は曇りで微かに山が見える様だ。賽の河原の最低鞍部に着くと避難小屋らしきものが有るが閉鎖されている。でも、天気は快晴で、陽だまりなので大勢の登山客が其処かしこで寛いでいる。
此処から少し登ると向こうに、大菩薩峠が見え、大勢の人達が歩いている。峠に着くまで、右側は同じ景色だが、介山荘に近付くと富士山は影になり見えない。
介山荘にはお土産とか種々の食料品が置かれている。そして、中里介山の"大菩薩峠"で有名なのだろう観光客で賑わっている。荘の脇から熊沢山を登って行くと、休憩後なので、足の筋肉が慣れるまで、少しつらい。辺りはシラビソの林で登り切り、暫く行き下り加減になると、右側は笹とススキになり再び、富士山、南アルプスを眺めながら、見えている石丸峠に下る。途中、オヤマリンドウを一輪見つけるが他の花は終わったのか見つけられない。
峠から直進する計画で来たが、先の"牛奥ノ雁ケ腹摺山"(日本で一番長い名前)方面から下るには路が不鮮明と言う情報だったので、此処で右折れして下る。(後で調べたら立派な標識が有るとの事)やがて、道は笹で覆われた唐松林の中を下る様になり展望は効かなくなる。
そして、途中、林道を少し歩き、左の林に下り、バス停:小屋平で今日の歩行は終了とする。(今回はカメラ2台を忘れてしまいスマホで撮った写真)
長兵衛荘 |
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長兵衛荘登山口 |
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福ちゃん荘 |
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福ちゃん荘前にある案内図 |
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唐松尾根の紅葉 |
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唐松尾根途中にて富士山 |
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唐松尾根の紅葉 |
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唐松尾根中腹より富士山 |
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遠く南アルプスが見える |
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唐松尾根中腹にて富士山と手前大菩薩湖 |
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ススキと富士山 |
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秋雲と富士山 |
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南アルプスを望む |
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雷岩 |
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雷岩風景 |
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大菩薩嶺標識 |
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大菩薩嶺風景 |
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雷岩より富士山 |
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雷岩より南アルプスを望む |
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雷岩より富士山と大菩薩湖 |
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ススキと富士山 |
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登山道風景 |
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雷岩方面を振り返る |
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紅葉を見下ろす |
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何処までも富士山 |
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賽の河原 |
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右賽の河原、左雷岩方面を振り返る |
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大菩薩峠近くの石塔 |
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大菩薩峠近くに有る石碑 |
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大菩薩峠に有る方位盤 |
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介山荘と後方熊沢山 |
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大菩薩峠標識 |
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熊沢山 |
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石丸峠標識 |
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唐松林を振り返る |
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小屋平バス停 |
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おわり