会員の山行 263号
【2012年11月03日/四つ又山~鹿岳(かなだけ):群馬百名山/木内茂雄調査】
【タイム】
南牧村大久保:四つ又山登山口8:57~9:10四つ又山と鹿岳分岐~9:41尾根~9:57二回目の尾根~10:09四つ又山への分岐~10:12四つ又山山頂10:30~10:33分岐に戻り~10:45二つ目の四つ又山~11:10マメガタ峠11:14~12:01一ノ岳と二ノ岳のコル~12:06ハシゴ~12:16鹿岳(二ノ岳山頂)13:04~13:14ハシゴ~13:17一ノ岳と二ノ岳のコル~13:27鹿岳(一ノ岳山頂)13:35~13:40コルに戻る~13:54最初の岩屋~14:33高原登山口~14:50四つ又山登山口~14:54駐車場
【記 録】
この山は、遠くから見ると二つのピークが有り、独特なので、一度挑戦しようと近くまで来た。しかし、道に迷いタイヤがパンクして引き返した曰く付きの山だ。
高崎方面から下仁田の市街を通り、南牧村方面を目指して行き、標識を見ながら間違わずに大久保集落の"四つ又山登山口"に入り一寸登ると4台程停められる駐車場になる。
登山道は右の沢沿いに登ると、直ぐに緩やかな滝が流れ落ちている。それから直ぐに檜林の中を歩く。13分位で左鹿岳、右四つ又山の標識に出る。右に道を取り、林を登って行くと、少し小振りの石で積まれた石垣が段々に何箇所も有る。その石は古そうで、この辺りは昔、段々畑だったのだろうか?と想像するが、今は植林帯になっている。それを眺めながら登り切ると尾根に出て、左に1,2分の所に"大天狗"と刻まれた石塔が据えられている。 此処から16分で2回目の稜線と言うか尾根に出る。此処は左から逆に下って来ると、雪でも着いていると、そのまま右に曲がらず真っ直ぐ行ってしまいそうだ。更に此の尾根を12分も登ると右四つ又山、左マメガタ峠の標識に着く。休まず右に登ると3分で四つ又山山頂に着く。山頂は視界が良く、左から鹿岳、遠く浅間山、妙義山、更に右には稲含山が見晴らせる。山頂標識の横には何故か、麻利支天像が立っている。山頂からそのまま直進したいところだが、前はストンと、急激に落ちていて行けない。先ほどの分岐まで戻り、右に巻き込んで行き、右山肌を見上げると、成程、直角の様に切り立っている。
その先で、一寸シタピークを登ると、此処にも四つ又山山頂の標識が有り、傍には祠が有る。この先の小さなピークを過ぎた後は、こんなに下るのかと思う程下りマメガタ峠に着く。左からは防火帯を切った様な広々した所を登山道が登って来ている。今日の登り始めに分岐していた道だろう。此の辺りでオヤマリンドウとアザミ、ニガナ?を見つける。此処からは樹林帯のジグザグの登りが続き、山頂に近付く頃は紅葉越に岩壁の鹿岳が見え隠れする。
一ノ岳と二ノ岳のコルでまず、右の二ノ岳を目指す。5分も登ると左側に岩壁の山肌を見ながら、少し長めの木梯子を登り、次に左に折れ少し岩登りをする。此の辺りではオヤマリンドウがチラホラと目立つ。高度感が出てきて、振り返れば一ノ岳は下になっていて、間もなく山頂に着く。山頂より荒船山、稲含山、妙義山、榛名山などが見える。そして、左に少し行くと岩山の突端に出た感じで見晴らしが良く下界も見えるし、浅間山、浅間隠山等も見える。
ユックリ休んだ後、今来た道を引き返し、コルから一ノ岳目指し直進すると、数mで右に高原方面の道が下っている。此処から真っ直ぐ、数段有る木梯子を登り、後は潅木の樹林帯を登って行くと10分で一ノ岳山頂に着く。山頂は狭く、麻利支天の石塔と鹿岳山頂の標識が有るだけで、二ノ岳程の見晴らしは望めないので直ぐに引き返す。
コルに戻り、左に高原方面に下るが、少し間だけ急で直ぐにジグザグの道になる。枯葉が落ちていて少し道が隠れているが、注意して下れば問題ない。
途中、雨宿り出来る様な岩屋が三つばかり有るのを見ながら、高度を下げて行くと、一時間弱で高原に着く。辺りは閑散としていて、右向こうに人家らしいのと、その他は物置か車庫かと思える程度の物が有る集落跡の感じである。舗装道を左に緩やかに下って行くと、途中、進行方向遠くに三角錐の様な恰好の良い小沢岳が見える。
そして、大久保集落に着き、左折れして登ると駐車場に帰る。
(帰宅後、大久保からの登りに見た石垣は何かと調べたら江戸幕府の頃、南牧村は天領地であった。そして、コンニャクとか、養蚕を奨励していた名残で、山肌高く栽培してたとのこと。コンニャクの発祥の地でもあった様だ)
四つ又山登山口 |
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駐車場風景 |
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駐車場の注意書き |
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駐車場を見下ろす |
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登山道脇の滝 |
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分岐標識 |
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稜線の標識 |
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稜線のもう一つの標識 |
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大天狗の石塔 |
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二回目の稜線 |
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鹿害 |
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四つ又山山頂への分岐標識 |
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四つ又山山頂 |
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山頂の麻利支天 |
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鹿岳を望む |
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遠くに見える浅間山 |
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妙義山を望む |
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稲含山を望む |
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途中鹿岳を望む |
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四つ又山二つ目の山頂 |
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オヤマリンドウ |
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アザミ |
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マメガタ峠標識 |
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マメガタ峠より登山道を見下ろす |
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?ニガナ |
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鹿岳が近付く |
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紅葉を見上げる |
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一ノ岳と二ノ岳のコルの標識 |
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梯子を登る |
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一ノ岳を眺める |
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二ノ岳の山頂が近付く |
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鹿岳山頂(二ノ岳) |
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鹿岳山頂標識(二ノ岳) |
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山頂より荒船山を望む |
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山頂より 右遠く稲含山を望む |
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山頂より妙義山を望む |
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山頂より榛名山を望む |
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山頂より右一ノ岳、左四つ又山を望む |
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山頂より浅間山を望む |
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山頂より右一ノ岳、左妙義山を望む |
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山頂の紅葉 |
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山頂の直ぐ向こうのピーク |
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紅葉 |
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一ノ岳登りにて二ノ岳を眺める |
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一ノ岳山頂の麻利支天 |
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一ノ岳山頂にも鹿岳山頂の標識 |
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一ノ岳山頂より妙義山を望む |
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一ノ岳登り口を見上げる |
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下り途中で岩屋 |
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途中の二番目岩屋 |
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三番目の岩屋 |
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?ニガナ |
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?キク |
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高原登山口 |
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高原登山口風景 |
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途中小沢岳がよく見える |
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登山口に有る案内図 |
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おわり