会員の山行 289号

【2013年07月09日/富良野岳:北海道(利尻山、礼文岳、トムラウシ山、富良野岳、夕張岳)登山紀行/木内茂雄調査】

【タイム】
 十勝岳温泉登山口8:56〜9:30安政火口入口〜11:32縦走路分岐〜12:29富良野岳山頂〜12:56縦走路分岐〜14:49安政火口入口〜15:23十勝岳温泉登山口
【記 録】
 登山口の駐車場にはまだ雪が残っていて、雪解け水が流れている。遅い出発なので、人の居ない広くて緩やかな砂利道を歩く。進行方向には上ホロカメトック山が見えるのだろうけど霧に隠れている。
 30分も歩くとヌッカクシ富良野川を左岸に渡り、左に安政火口、右に富良野岳となっている。此の頃には、もう下山して来る人達とすれ違うようになる。登り始めはウコンウツギの群生が目立つ。途中、上ホロ分岐が有るはずだが、雪に埋まっているのか見落とした。まだ残雪が多く、雪を渡ったのは大小合わせて11回であった。天気はカラッとせず、登りで一度、傘をさす程度の雨が降ったが暫くして傘をたたむ。
 縦走路の分岐を過ぎてから、次第にお花畑が盛大になる。道は山頂に向かって左斜面を巻く様にして登る。此の斜面の上部も下部も一面チングルマ、エゾハクサンイチゲ等で埋め尽くされ、流石のお花畑だと興奮させ、喜ばせてくれる。此の辺りが花の100名山の由縁だろう。霧が無ければ尚、更に良かったろう。(花の種類はトムラウシと大分似ているが、一つ違うのが帰ってから判った。登山中はチシマフウロの薄い種類だろうと思っていたが、どうもトカチフウロらしい。)
 山頂より5分手前ではロープに囲われて、エゾルリソウが咲いている。そして、山頂に行くが霧で景色は見えず、直ぐに引き返すと、待っていたかの様に雨がザーと来た。これも30分から一時間程度で止んでくれた。
 そして、同じ道を引き返す。晴れることは無かった。
登山口
登山口駐車場には残雪
途中の標識
向こうは安政火口方面
霧の向こうは安政火口
対岸に渡り山道
ウコンウツギが目立つ
標識
エゾイソツツジの花畑と対岸を振り返る
ゴゼンタチバナ
ミツバオウレン
コケモモ
ショウジョウバカマ
キバナシャクナゲ
ヒメイチゲ
エゾコザクラ
ナナカマド
カラマツソウ
サンカヨウ
チシマノキンバイソウ?
トカチフウロ?
エゾツガザクラ
チングルマ
エゾヒメクワガタ
ハクサンチドリ
縦走路分岐の標識
ヨツバシオガマ
イワヒゲ
イソツツジ
コマクサ
変ったハイマツ?
ホソバベンケイソウ?
メアカンキンバイ
コイワカガミ
エゾハクサンイチゲ
チングルマ
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ウズラバハクサンチドリ
アオノツガザクラ
キバナノコマノツメ
エゾツツジ
イワオトギリ
トカチフウロ
ミヤマアズマギク
ミヤマリンドウ?
イワブクロ
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エゾルリソウ
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エゾキリンソウ?
富良野岳山頂
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縦走路分岐
エンレイソウ

おわり