会員の山行 291号

【2013年08月18日/奥秩父(入川〜股の沢経由十文字小屋)/川村一憲調査】

 お盆休み中に飯豊に行けるように準備して帰省したのですが、結局そのまま秩父に持ち帰ることなってしまった。入川渓流釣場駐車場から柳小屋、股の沢を通って十文字小屋まで何とか行ってきました。お盆中の不摂生からかペースが上がらず、朝4時に出発して夕方7時に戻ることができました。
 このルートは登山者が本当に少なく、すれ違ったのは2人だけでした。そのため登山道が踏圧で荒れている箇所はなく、獣道(シカ道)の方が登山道らしい踏み跡をみることが多く、ルートを確かめながら進む場面が何度もありました。
 秩父の山は、稜線までコメツガなどの高木が生育していて、稜線に出るまでは苔生した沢をいくつも渡り深山幽谷の静寂を堪能できます。どうも山梨、長野からは比較的手軽に登れるようで、埼玉側からのルートはアプローチも長いため敬遠されているみたいです。
駐車場から森林軌道跡の歩道を歩いて1時間ほどで赤松谷出合に着く。
まだ薄暗い。
上部の赤沢吊り橋を渡る。
小尾根に出ると朝日が差し込んできた。
対岸にも朝日が当たる。
ここまでは東大の演習林、この奥は国有林。
東大の見出標
柳小屋がある松葉沢出会で一休み
柳小屋、中には誰もいなかった。(登山よりも釣り、沢登り利用が多いみたい)
入川に架かる柳吊橋
吊橋上部の沢の状況
真の沢林道と股の沢の分岐(林道といっても林の中の歩道です)
直進が股の沢方向、斜め左が真の沢林道
(ルートは不明確で、千丈滝から先は沢歩きになる)
真の沢吊橋
真の沢吊橋から真の沢
真の沢吊橋を渡る
天然ヒノキが姿を見せる
熊にやられて役に立っていない道標(ここは左に進む)
大岩に古い祠がある。
苔生した沢を通る。
苔生した沢を通る。
シオジの大木
カツラの大木
対岸の峰に白いものが見えたので、アップすると岩だった。
根株にシャクナゲ、ツツジが盆栽のように育っている。
岩場もある。
苔生した沢を通る。
バイケイソウ
登山地図には伐採作業場跡とあるが、金鉱石採取の作業場跡のようである。
色んな機材が残っている。トラロープが張られている。
ディーゼルエンジン?
何の機械?
トリカブトとピンボケとんぼ
苔と倒木と沢
苔で岩が覆われている。
コメツガの稚樹
股の沢源流近くの沢
ようやく栃本分岐に到着
苔生している天然カラマツの大木
十文字小屋までもう少し(甲武信岳との分岐)
小屋周辺の樹木にはシカ対策用にビニールが巻かれていた
カモシカ展望台(小屋の横)
トイレを建てていた(9月中には完成予定)。
大工さんの作業場(昼休み中)、そばの大きな根株で昼食
十文字峠の標柱(標高は2035m)、下山開始。
極相状態のコメツガ林
栃本分岐
真の沢吊橋
吊橋から真の沢
柳避難小屋には吊り客がいるようだが、寄らずに下る。
赤松谷出合も休まず軌道跡を下る。薄暗くなり、駐車場には18:50頃着。
管理人は不在で、駐車料金を入金し帰宅。

おわり