会員の山行 315号
【2014年06月11-12日/九重連山:大分県九重町/木内茂雄調査】
【 メンバー】
林、近藤、鈴木、木内
【タイム】
(6/6)牧の戸登山口8:16〜8:50ミヤマキリシマ出始める〜10:02久住山避難小屋10:16〜10:19久住分かれ〜10:45久住山山頂10:49〜11:12御池〜11:21中岳避難小屋への分岐〜11:26中岳避難小屋11:44〜11:59中岳12:08〜12:42稲星山12:50〜13:27白口岳13:34〜14:20鉾立峠14:37〜14:53法華院温泉山荘
(6/12)法華院温泉山荘7:21〜7:34長者原登山口入口〜8:22雨ケ池〜9:39長者原登山口
【記 録】
(6/11)天気は曇りで、峰の方は霧の中である。登山道は元石段の道で、今はその上をアスハルトで固めている。20分も歩くと舗装も終わり、普通の登山道になる。緩やかな登りでミヤマキリシマ、コケモモ、コイワカガミなどの花とアセビの葉を眺めながら行く。
曇りから少し霧雨に変る頃、久住山避難小屋に着く。雨宿りにと中に入るが、コンクリート製で古く、雨漏りがしている。一服後、久住山に向かうが霧のため、何かを感じる事無く山頂に着く。相変わらずの霧で展望は効かず直ぐに中岳に向かう。
周りの視界が余り効かないせいか、高低を感じさせず、"御池"の右岸を歩いてから、少し登りになる。そして、間もなく地面に有る岩に"コヤ"右と記されているのでそちらに向かう。一寸下ると中岳避難小屋に着く。中はシッカリしていて雨漏りは無い。
雲っていたので勘違いしていたのを、他の登山客に教えられ先程の"コヤ"の岩まで戻り、其処を直進して中岳に向かって登る。
此処に来るまで気がついていた事だが、折角のミヤマキリシマが異常発生している尺取虫みたいな虫に、九割ほど食べ尽くされていることだ。ミヤマキリシマの木は茶褐色に変り、次ぎの芽が出るのか心配だ。そして、芽が出たとしても、又、食われたら完全に枯れてしまうのでは!!!!?
中岳山頂の岩を始め、標識のテッペンまで、この尺取虫がウヨウヨ居る。そして、ひどいのは、ラーメンを食べ過ぎて吐いた様な気持ち悪い様相を呈している。その辺にザックを置けば直ぐに這い登ってくる。早々に下り、稲星山に向かう。
相変わらず標識頼りで黙々と歩くだけで、途中、マイヅルソウと通常のミヤマキリシマの中に白のミヤマキリシマを見つける。それから、稲星山に着いても霧の中で周りの景色は見えない。山頂から下る時、白口岳に向かうが標識を見落とし、道を間違えたが直ぐに引き返し、白口岳に向かう。晴れていれば山を見ながら歩くのだが、道が幾つも有り要注意である。残念ながら、引き続き霧の中の行動で白口岳山頂に着くが、標識だけの写真となる。
此処から鉾立峠に下るが、歩き出して直ぐに急激な下りになり、ロープが張られているところを下る。そして、少し霧が晴れたりするとかなり下の方に鉾立峠が見え隠れする。傍らにはベニバナサラサドウダンが咲いている。
足元は泥んこ道で尻餅をつかない様に慎重に下る。このコースを登りにすると、九重連山ではキツイ登りのほうではないだろうか?
下り切ると鉾立峠で広々としている。鉾立峠の字は見つからず、桙峠の標識が有るのは何故だろうか?それから、此処にも例の尺取虫が進出して来ていて、被害が出そうである。
一服後、20分弱で法華院温泉山荘に着く。法華の意味が書かれた説明書きの看板が出ている。
山荘は傾斜地に有るので、浴槽は渡り廊下を通り、階段を下って行く。売店とか脱衣室の有る写真は見事なミヤマキリシマの風景で感嘆する。しかし、今日見た風景は余りにも無残であり、来年復するのだろうか心配だ。
(6/12)今日も曇り模様であるが、"坊がツル"を見渡しながら、長者原入口まで行き、標識に従い左折れする。道は暫く石畳でアセビの林の中の泥んこ道で、やや、平に近い緩やかな登りである。ここを抜けるとミヤマキリシマが少し咲いている。この辺りには例の虫はていない様だ。雨ケ池辺りで平になり、今度は長者原に向かい緩やかに下って行く。やがて、樹林帯に入り、遊歩道の観を呈し、木々の説明名札が立てられている。
そして、樹林帯を抜けると広々した長者原で、日の光を浴びる。しかし、九重連山の峰々は雲を被っている。
その後、昨日泊った宿に行くと三俣山の山肌が見え、遠目にピンクの絨毯が確認出来る。この山には例の虫の被害は無いようだが。
帰途、福岡空港に向かう途中、九重夢大吊橋を見学してから帰る。
| 牧の戸登山口 |
 |
| 注意書き |
 |
| 歩き始めは舗装 |
 |
| 登山道風景 |
 |
| ベニバナサラサドウダン |
 |
| イワカガミ |
 |
| コケモモ |
 |
| ミヤマキリシマ |
 |
| 霧の中のミヤマキリシマ |
 |
| アセビ |
 |
| 久住避難小屋 |
 |
| 登山道風景 |
 |
| 久住分かれの標識 |
 |
| 久住分かれに有る標識 |
 |
| マイヅルソウ |
 |
| 久住山山頂 |
 |
| 霧の中の標識 |
 |
| 御池 |
 |
| コヤの印し |
 |
| コヤ |
 |
| ミヤマキリシマに虫が群がる |
 |
| 中岳山頂 |
 |
| 山頂の岩まで虫がきている |
 |
| 梯子も有り |
 |
| 稲星山への標識 |
 |
| 白口谷方面は進入禁止 |
 |
| ピンクの中に白のミヤマキリシマ |
 |
| 白のミヤマキリシマ |
 |
| コイワカガミ |
 |
| 稲星山山頂 |
 |
| 途中の標識 |
 |
| 白口岳山頂 |
 |
| 白口岳風景 |
 |
| 急激に下る |
 |
| 鮮やかなベニバナサラサドウダン |
 |
| 鉾立峠に有る標識 |
 |
| 鉾立峠に有る説明書き |
 |
| 此処も虫が来ている |
 |
| くたみ分かれへの標識 |
 |
| 鉾立峠で寛ぐ |
 |
| 鉾立峠風景 |
 |
| 別の字で書かれた標識桙峠 |
 |
| 坊がツルに向かう |
 |
| 法華院に近付く |
 |
| 法華院のテント場と坊がつる |
 |
| 法華院温泉山荘=1 |
 |
| 法華院温泉の説明書き |
 |
| 法華院温泉前の標識 |
 |
| 山荘の玄関 |
 |
| 温泉を撮る |
 |
| ミヤマキリシマの見事な写真が貼られている |
 |
| 昔は馬車で荷物を運んだ |
 |
| 翌朝出発 |
 |
| 坊がツルの説明書き |
 |
| くじゅう坊ガツルタデ湿原の説明書き |
 |
| 長者原登山口 |
 |
| 説明地図に”小国町”が有る |
 |
| 最初は石畳 |
 |
| 泥んこ道を行く |
 |
| この辺りは虫が来てない |
 |
| 雨ケ池の説明書き |
 |
| タニウツギ |
 |
| 途中に有る標識 |
 |
| タデ原の説明書き |
 |
| 長者原登山口に近付く |
 |
| 長者原は晴れているが |
 |
| 犬の像 |
 |
| 三俣山の山肌が赤い |
 |
| 九重夢大吊橋 |
 |
| 九重夢大吊橋前にて |
 |
| 大吊橋 |
 |
 |
 |
 |
| 橋より滝を眺める |
 |
| 橋から滝を眺める |
 |
| 橋からの展望説明 |
 |
| 橋の全景 |
 |
| 九重町の名所案内 |
 |
| スカイマークの飛行機 |
 |
| 帰りのスカイマークの尾翼にハートマーク |
 |
おわり