会員の山行　322号

【2015年05月14日／大台ケ原／奈良県川上村：日本100名山／木内茂雄調査】

【メンバー】
　　Ｋ氏、Ｏ嬢
【タイム】
　散策してから日出ケ岳山頂12:51／13:57～14:25正木ケ原～14:51大蛇嵓への分岐～15:04大蛇嵓～15:19分岐に戻る～15:45河原（吊橋）～16:25駐車場
【記　録】　
　今回は飯豊の山で友達になった人に連絡して、都合をつけて貰い案内を頼んだ。
　まずは、散策しながら日出ケ岳山頂に行き、帰りに写真を撮りながら降りる。山全体の印象は、大きな台と言う名の通りの台地に大きな駐車場が有る。そして、大きな駐車場は休日になると、車がはみ出すと言う所だ。
　幸い、今日は平日なので、がら空きである。そして、山頂周辺の風景は笹と立ち枯れの木と倒木の山である。山頂での景色は、明日、登る大嶺山の山々と、遠くには熊野灘の海が見える。（今日は快晴だが、靄で微かに確認出来る。）そして、下り始めると、木の階段の両脇にシロヤシオがトンネルの如く生えている。もう、2週間くらい後だと花見が出来ただろう。
　それから、この風景は深田久弥が来た時とは全く違う景色であった事が説明書きで知らされた。それは、昭和38年頃まで苔むした森林であったのが、伊勢湾台風で荒らされ、更に鹿害に合って現在の様に変貌したとの事である。
　花に目をやれば、山頂周辺は笹と倒木が目立つ中で、バイケイソウの群生、其処に葉を出し始めたトリカブト、そして、ひっそりと小さいカタバミ咲いている。少し下がると、ツクシシャクナゲの鮮やかな赤が際立ち、シロヤシオが多く、盆栽の様に風情の有る太いのも多く見かける。更に下ると古いブナと雑木の中にヒメシャラも有る。そして、秋になれば河原の辺りは紅葉が楽しめるのでは。
　この山が近くであれば、更に年をとっても登りたい！！！

シャクナゲが咲いている