会員の山行 第348号

【2015年07月08日/十勝岳:日本100名山/木内茂雄調査】

【メンバー】
 若林、木内
【タイム】
 望岳台登山口6:00〜6:53美瑛岳との分岐〜7:02避難小屋〜9:15十勝岳山頂9:39〜11:26美瑛岳と美瑛富士への分岐11:49〜12:07美瑛岳〜12:59途中美瑛富士への分岐〜13:27沢に出る〜14:26十勝岳への分岐〜15:00望岳台登山口
【記 録】
 望岳台登山口を出発する時は朝霧で山頂方面は見えなかった。霧が上がる少し前にはブロッケン現象見られた。そして、次第に霧が上がり、快晴無風で下部も上部も見えてきた。上部には山頂の火口から噴煙が上がっていると思っていたら、それは、途中の噴気孔からの物であった。
 歩き始めの足元は、火山特有の火山礫のゴロゴロ道でオンタデ、マルバシモツケ、イソツツジ、メアカンキンバイ、イワブクロが咲いている。やがて、植物は無くなり、殺風景な登りが続く。念の為ヘルメットを持ってきたが、噴気孔から上がる水蒸気を見ると内心不安であった。
 それも杞憂に終わり山頂に着くと、快晴無風の中、360度のパノラマである。今日もビールで乾杯して、大満足しながら美瑛岳に向う。
 山頂から大きな火山岩の山積を下り、やがて砂礫を下って行くと鞍部に降りる。霧で見通しが効かない場合は直進してしまいそうだが、左への標識も有り、余りにも快晴なので道を間違えない。
 美瑛岳に向う道は、まるで砂漠地帯を行く感じである。振り返って見ると十勝岳の姿は恰好悪い。しかし、美瑛岳に近付くに従い恰好の良い円錐形の山に変貌していく。
それから、花も多くはないが、メアカンキンバ、ミネメズオウ、ツガザクラ、イワウメ、エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、イワブクロ、チングルマ等が出現してくる。
丸裸の十勝岳とは違ってこのコースは楽しませてくれる。
 そして、美瑛岳を巻く様にして行くと右前方美瑛富士、左に美瑛岳の標識になる。
 此処から、左の斜面を登り、20分弱で美瑛岳山頂となる。この山頂からも360度のパノラマが楽しめるし、恰好の良い十勝岳を眺めると美瑛岳に来て正解であったとつくづく思う。
 いつまで眺めていても飽きないが、明日の山も有るので、望岳台へと下って行く。かなり急斜面で、時々、振り返り見上げると、これは登りにしたくはないなあと思う。 
 途中、右に美瑛富士の標識が出て来るが、そのまま、直進する。下の沢に近付くとエゾコザクラが、ちらほらし出す。
 沢に降り立つと徒渉点は少し上と標識が有る。少し左に上がり、直ぐに渡る。今は水量が少ないので飛び石で渡れるが、雨が降れば、名前の通り徒渉するのだろう。
 此処から左斜面に沿ってなだらかに登って行く。そして、エゾコザクラの街道となる。
 此の辺りからは望岳台は全く見えず、左斜面をダラダラと歩いて行く。いい加減飽きた頃、右下に望岳台が見える様になる。沢から一時間で十勝岳への道にぶつかり、左に緩やかに下っていく。望岳台は見えるが、疲労がたまってきたのか、意外と遠かった。
望岳台
登山口の案内図
マルバシモツケ
イワブクロ
オンタデ
途中の標識
イソツツジ
荒涼とした風景
美瑛岳との分岐
避難小屋
メアカンキンバイ
朝霧が上がり始めた
ブロッケン現象
晴れてきた
隣の富良野岳
上部を見上げる
勇ましいW
朝日を浴びるメアカンキンバイ
上部は噴煙
途中の標識
景色は最高
火山の風景
あまり恰好良くない十勝岳
山頂と思っていたのは下部の噴気孔
十勝岳山頂にて
十勝岳山頂風景
十勝岳山頂にて
美瑛岳を望む
遠くトムラウシ岳を望む
遠く大雪山を望む
噴煙が間近
望岳台方面を見下ろす
美瑛岳への標識
美瑛岳に向う
十勝岳を振り返る
十勝岳が遠のく
まるで砂漠地帯
十勝岳が恰好良くなてきた
美瑛岳に向う後方トムラウシ
途中の景色
噴火口跡
十勝岳が微か
美瑛岳が近付く
メアカンキンバイ
ミネズオウ
ツガザクラ
火口跡
ミネズオウ群生
イワウメ
十勝岳を振り返る
十勝岳を眺める
チングルマと十勝岳
エゾコザクラ
十勝岳が遠くになる
キバナシャクナゲ
恰好良い十勝岳
美瑛岳への分岐
美瑛岳山頂
ツガザクラ
美瑛岳から十勝岳を望む
エゾコザクラ
美瑛富士への分岐点
雨が降ると徒渉
徒渉点にある標識
ウコンウツギ
エゾコザクラの街道
イワブクロ
美瑛下り望岳台に向うときの十勝岳
望岳台から眺める十勝岳

おわり