会員の山行 第351号

【2015年07月11日/羅臼岳:日本100名山/木内茂雄調査】

【メンバー】
 若林、小山、木内
【タイム】
 登山口4:00〜4:43オホーツク展望〜5:34弥三吉水〜5:50極楽平〜6:14仙人坂〜6:34銀冷水〜6:47雪渓〜7:25羅臼平7:35〜7:55岩清水〜8:30羅臼岳山頂9:00〜9:44羅臼平9:57〜10:25銀冷水〜10:52仙人坂〜11:05極楽平〜11:17弥三吉水〜12:24登山口
【記 録】
 快晴無風
 1967年4月28日から5月7日に大雪山、知床半島、羅臼岳、硫黄岳を登って以来48年振りの羅臼岳である。当時は5月だったので、花を見られなかったので、何が咲いているか期待して来た。
 前日、斜里町で小山氏と合流して、夜明け頃、羅臼岳登山口:ホテル地の涯に着く。ホテルの右横から入って行くと、直ぐに木下小屋が有り登山口の標識が有る。此処から林の中をジグザグに登って行く。
 まだ早いので我々が一番先頭の組で、熊に会わないかと内心心配。三人夫々カウベル、三連熊鈴、クマスプレーと装備はしているが、まず、Wが熊避けに先頭をきる。意識した訳では無いが私が後ろ、真ん中が安全かな?
 道は整備されていて、急な登りはなくユックリと登れる。途中、見た小木はユズリハ、そして花はハクサンチドリ、ツマトリソウ、タチツボスミレ?シラネアオイ、ノリウツギ、ナナカマド、ウコンウツギ、マイヅルソウの葉等である。そしてどの山もそうだが、次第に岳樺の中を歩く様になる。
 歩き出して3時間弱で雪渓に出る。これから登る雪渓を見ると、48年前の記憶が思い出される。羅臼平の直前は傾斜がきついが、既にステップが切られているのでその通り登る。しかし、段差が年をとった私にはきつく、我慢して登り切る。
 雪が切れると早速、エゾコザクラが迎えてくれる。直ぐに標識が有り左硫黄岳への分岐標識があるが、直進1分で羅臼平になる。此処から右に見上げる羅臼岳は溶岩ドームの特徴有る頂である。(48年前の写真を並べてみる)
 平から登り20分で岩清水に着くと、ポタリ、ポタリと岩から雫が落ちていて、下にはコップが置いて有る。それから先は岩山であるが、数多く高山植物が咲いている。矢張り、エゾコザクラ、エゾツガザクラがとても綺麗である。その他は写真参照と言うことにする。
 山頂に着くと、今日も又、無風快晴の中の大パノラマである。硫黄岳方面が良く見える。そして、乾杯用の物持参は勿論である。
 ユックリ景色と花を堪能してから、今来た道を引き返す。
 下山の注意点は雪渓の下りで最初はかなりの傾斜なので、グリセードの経験の無い人はステップを忠実に下った方が良い。グリセードの出来る人はアット言う間に下に着いてしまう。
 そして同じ道を引き返す。
登山口標識
木下小屋:羅臼岳登山口
ハクサンチドリ
ユズリハが多い
オホーツク展望台
登山道風景
ヒグマ注意
雪に耐えた岳樺
タチツボスミレ?
藪の中にシラネアオイ
弥三吉水
ノリウツギ?
極楽平から羅臼岳が望める
ナナカマド
ウコンウツギ
仙人坂
銀冷水
何イチゲ
マイヅルソウの葉
雪渓に出る
向こうの鞍部は羅臼平
エゾコザクラ
羅臼平
48年前の羅臼岳
羅臼岳を望む
羅臼岳を背に
クマ対策の食料入れ
羅臼平の標識
メアカンキンバイ
オウレン?
イソツツジ
イソツツジ群生
岩清水分岐
エゾコザクラ
イワヒゲ
羅臼岳山頂
羅臼岳山頂後方硫黄岳
羅臼岳山頂にて
エゾツガザクラ
キバナシャクナゲの蕾
エゾコザクラ
チングルマ
エゾツガザクラとアオノツガザクラ?
コケモモ
硫黄岳方面を望む
イワウメ
北方領土
羅臼平にて再度羅臼岳を眺める
メアカンフスマ
再度鍛えられた岳樺

おわり