会員の山行 第365号

【2015年11月07日/日本国/井上邦彦調査】

 6月に櫛形山に登り帰途に入浴した荒川いこいの家で「櫛形山も良いけれど、日本国も良いよ」という話を聞き何度か計画したが、その都度天候に恵まれず断念していたが、今回ようやく登ることができた。
 閉校になった小中学校の敷地が駐車場になっており、道路沿いに休憩所とトイレがあった。09:35道路向かいの鳥居が登山口である。登山届出箱はあったが、カードはなく空であった。杉林の斜面を登るとすぐに分岐があった。標識はないがよく踏まれている水平な道を進むと、折り返して先ほどの道と合流した。小沢状の所に水が滲み出ておりコップが置いてあった。ラジウム清水は気が付かずに通りすぎたようだ。
 尾根上に出て雑木林を登って行くと、幾つかベンチが置いてある広場に出た。松ケ峰広場である。ここで今日始めて登山者と会う。ここまでは尾根の右手が杉林になっている。10:20ベンチがあり、樹冠から日本海と島(粟島だろう)が見えた。沖見休憩所である。雑木林には、松が混じっており、タカノツメの黄葉が目につく。ナラ枯れは殆ど目立たない、やがてブナ林となるが全体に細い。
 10:37-41蛇逃峠の東屋で右から登ってくる登山道と合流する。空腹を覚えたのでお握りを食べようとして、途中で買ってきた食料をそっくり車内に忘れてきたことに気付く。最近は忘れ物が多い。カメラとGPSを落としたり、ガスのヘッドを忘れたり・・・同行したEAGから「低い山だと思って軽く見すぎている」と叱られた。
 日本国のいわれとなった鷹待場を過ぎると、鞍部には丸太の手すりがあった。右斜面が杉林となり、何度か直登の旧道を分けながら、10:58-11:30山頂についた。山頂では数人の登山者が会食を楽しんでいた。展望台に登ってみたが展望はあまりない。遠くはもやっている。そもそも天気予報は曇りだし、雨が降らないだけましということだろう。自宅から持ってきたラーメンと非常食のソイジョイでお腹を満たす。山頂は広い。休憩小屋に入ってみると、小ぶりだが清潔である。壁に貼ってある地図を見ると、地形図には記載されていない登山道が何本もあるようだ。小屋内の登山カードに記入しスタンプを押す。
 11:41蛇逃峠から蔵王堂に向かう。いきなりの急なジグザグ道の連続である。登山道には落ち葉が堆積し、木の段のボルトが出ているので慎重に下る。いいかげん降りてきた所で途中から杉林になる。あとはたらたらと下り、12:17蔵王権現堂を通過し、12:20登山口に出た。
 羽州街道の宿場町であった小俣集落の町並み見学しながら、12:37車に戻る。車の中で忘れていったお握りを頬張る。帰途は北上し鼠ヶ関で肴の干し物を買い、南下してゆり花会館で入浴。会館は国道の直ぐ側にあり、入浴料は350円、露天風呂もあった。
今回のコース
説明板
登山口へ
ここが登山口です
登山口にあった看板
登山届出箱
中は筆記具のみ
杉林の中を登る
ここにコップが置いてあった
紅葉を楽しみながら登る
登山者は階段の脇を歩いている
紅葉
落ち葉
松ケ峰広場
ブナが出てくる
タカノツメが目立つ
沖見休憩所
登山道というより遊歩道といった感じ
遠くはもやって見えない
蛇逃峠の東屋
鷹待場
何故か登山道脇に消火器があった
山頂の風景
小屋の中にあった地図
山頂の展望台から
日本海方面
山頂の三角点
タカノツメ
東屋から蔵王堂に向けて降る
落ち葉が多い
足元に気をつけて
落ち葉が舞う
丸太を支えるロープ
紅葉が鮮やかになる
この辺りが一番の紅葉
豪士山では会えなかった紅葉
やっと会えた紅葉に包まれて
蔵王堂
登山口に到着
登山届箱の中は・・・
歴史の残る小俣集落
今回も帰りは温泉に立ち寄りました

おわり