会員の山行 第366号

【2015年12月12日/文殊山/井上邦彦調査】

 午前中は長井市で用事があったので、午後から登れる山ということで高畠町にある文殊山に向かった。「山形50名山」で奥田博氏は「文珠山」と表記しているが、国土地理院地形図では「文殊山」となっている。国土地理院の表記が不適切なケースは時折見かけられるが、この山は亀岡文殊の裏山なのでここでは文殊山とした。
 12:20亀岡文殊堂で有名な大聖寺の駐車場に車を置いて歩き出す。駐車場のすぐ上の忠魂碑から林道を登っていった。12:28林道分岐があり「羽山権現・修験道コース」の案内板に従って左の林道跡へ入る。すぐに下から登ってくる歩道と合流する。傾斜がきついアカマツと雑木の中を登って行く。14:42脇に岩尾根があり大朝日岳と祝瓶山が遠望できた。おそらくここが獅子岩なのではないだろうか。
 ここの標識はベニヤ板にラミネート加工した紙を貼り付けただけなので剥がれている物が殆どだ。それでも途中に風穴と読める紙があった。ここが胎内潜りなのだろう。さらに登ると13:05稜線に出た。左折して進むとお堂があった。13:08-35お堂の脇でラーメンを煮て昼食とする。奥山氏はこのお堂のことを「愛宕神社」と書いているが、「羽山神社」でないかと思う。
 時間があるので三角点を目指してみる。13:47青い屋根の傾いた祠があった。ここは鈴沼から登ってくる歩道との合流点のようだ。おそらく「お愛宕様」とあるのはここではないだろうか。この先は歩道の手入れが不十分なのだが、それよりも松茸採り防止のビニールテープが登山道を覆い尽くして甚だ歩きにくいし見苦しい。
 14:03三角点に到着する。猿婆山になるのだろう。ここも展望は全く無いただの藪なので、休みもせずに引き返す。14:15青い屋根の祠を通過し、14:18尾根の分岐から降る。このコースもビニールテープが延々と張られていた。14:28尾根の脇に比較的大きな岩があった。貝吹岩だろうか。50名山に記載されている「急な細い岩を交えた道」とは感じられない。
 そのまま14:43鞍部まで降り、踏み跡を右手に降ると、途中で道がなくなった。さらに降り広葉樹を植林したような場所がスキー場跡なのかもしれない。いつか歩道は西方寺の裏に出た。駐車場まで近道をしようとしたら山の神神社?に出て、側に「文殊山登山口」の案内板があった。
 14:56駐車場に到着。着替えをして文殊堂にお参りする。その後はJR高畠駅に行き、太陽館で入浴して帰宅した。
今回のコース
駐車場にあった看板 地名はこの看板を目安にしてみた
大聖寺の駐車場に車を置いた
最近整備されたような林道 左の林道跡に入った
林道三叉路の案内板
下から来る歩道と合流する
視界が開けた
大朝日岳
アカマツの混じった急な雑木林を進む
岩が散乱している
剥げた案内板
登山道脇の岩 この辺が胎内潜り?
ここで稜頂に出た
神社に到着
神社の内部
分岐に戻る
展望地?からの遠望
三角点に向かう
傾いた青い屋根の祠
この先はビニールテープが見苦しい
ビニールテープをかき分けて進む
猿婆山?の三角点
戻る途中で蔵王連峰が見えた
尾根道を降る
猿婆山方面を仰ぐ
このコースもビニールテープが酷い
まるで蜘蛛の巣
貝吹岩?
タヌキの糞
いかにも松茸の出そうな山だ
大朝日岳遠望
鞍部から降る
スキー場跡地?
西来院の裏に出た
山の神?
登山口の案内板
案内板が示す歩道
駐車場から見た山の神
文殊堂に参拝
飯豊連峰に夕日が沈んだ
大朝日岳

おわり