会員の山行 第372号

【2016年06月18日/戸隠山/川村一憲調査】

【概要】
 20代以来ご無沙汰していた戸隠山に行ってきました。右腕痛のため鎖場が不安でしたが何とか蟻の塔渡にたどり着きました。幅は50センチくらいあるのですが、凸凹していて、両側は切り立っているので、先行者の進み具合を見ながら四つん這いで進み、剣の刃渡は、左側に辛うじてある足場石でクリアできました。35年前はもう少し凹凸がなかったような気がします。
 私の次にトライした人は、トレッキングポールを巧みに使い3分の2位は立った姿勢で進んでました。八方睨でトレッキングポールの方と話す機会がありました。茨城から来られ、高妻山を目指すとのことでした。トレランスタイルでした。
 私は一不動から下る予定でしたが、六弥勒まで行き弥勒尾根を下り、牧場からはささやきの小径を通って奥社参道随神門に出て、駐車場に戻ると朝は数台だった車が満車状態でした。帰りにスキー場の駐車場から戸隠山を眺めたら五地蔵、高妻はガスで隠れていました。今度は高妻を目指したいです。
奥社駐車場、朝5時、気温7度、車数台、Tシャツでは寒い
参道を進む、先行の二人は参拝者のようです
戸隠神社奥社社殿に無事故を祈願
登山届けを投函
晴天の中、急登を進む
戸隠山の稜線
最初の鎖場です
鎖場が続きます
五十間長屋
百間長屋
高いところに祠があります
先行者が鎖場を進んでいます
結構急です
足がかりが少なく意外と苦戦
直に上がって、右にトラバースするようになっている
以前は中央の凹に鎖があったような記憶があります
一段上を登り切ってから見下ろします
またしても鎖の連続です
この付近で亡くなられた方がいらっしゃるようです
いよいよ蟻の塔渡です。
先行者は左側にルートを取っていますが、なるべく上部を行くようにします。
ただし、四つん這いです。
蟻の塔渡中間付近です。結構ゴツゴツしています
振り返ります
少し安心できるところもあります
中央の窪んだところが剣の刃渡です
上は通過する勇気はなく、右側の足がかりを進みました
手前にもカラマツソウ、アカモノ、ヨツバシオガマなどの花がありましたが、
危険地帯を通過して、サラサドウダン
ヨウラクツツジ
後続者がすいすい二本足で進んでいます。すごい!
八方睨(1900m)で休憩、エネルギー補給
西岳は上級者ルートなので眺めるだけにします
西岳の後方に北アルプスが見えます
高妻山(2353m)、行きたいけど今日は無理
戸隠山を目指します
もう一度、蟻の塔渡、剣の刃渡を振り返ります
飯縄山、戸隠スキー場、手前に参道の杉並木が見えます
戸隠山(1904m)
高妻山が呼んでいますが、今日は無理無理!
ちょっと狭い岩場もあります
奥社社務所、社殿(少し)、その手前に治山堰堤(コンクリート製)
左の岩が五十間長屋、右上が蟻の塔渡です。標高差が確認できます。
九頭龍山(1883m)
西岳と北アルプス
高妻山、ここから見た形が好きです。なお、ブヨがたくさん飛んでます。
一不動避難小屋です。35年前と変わらずシンプルでした。
ただ、左に携帯トイレブースがありました
二釈迦
三文殊
キバナノアツモリソウです。
四晋賢
五地蔵で早昼食(カップラーメン)
六弥勒
高妻山、直登ルートは今日は無理!
七薬師で戻ります。(次の八観音までは下って登ってのルートです)
六弥勒まで戻り、弥勒尾根ルートを下ります
はじめはなだらかで展望もよいのですが、次第に急な下りが始まります
鎖場もあります
ネズコ出現、大物もありました
牧場手前の徒渉箇所、水量が多いときには注意です
石灰の上を通過
牧場から一不動、五地蔵を望む、雲が広がってきました
ささやきの小径には手書きで英語表記がありました
幸い、クマに出くわすことなく、
すれ違ったのはトレランのお兄さん一人のみでした
奥社参道中間付近にある随神門です
駐車場は満車でした
スキー場の駐車場から八方睨から五地蔵を望む

おわり