会員の山行 第379号
【2016年10月10日/一念峰(高畠町)/井上邦彦調査】
高畠町と米沢市の境にある一念峰は標高が低いものの奇岩があり面白いとの情報を得て登ってみた。国土地理院では一年峰と記載されているが、地元の解説板には一念峰とあり「いちねんぼう」ふりがなが書かれていた。
登山口には駐車スペースが2箇所あったが、1箇所は1〜2台、もう1箇所は1台程度であった。畑仕事をしていた方に、ここが登山口であることと駐車しても良いことを確認して、10:21登り始めた。解説板の脇の車道?に入るとすぐに石灯籠と旗立てがあった。その先の左上に墓があり道があったので登ってみたが違っていた。戻って軽トラなら登れそうな道を進んだらコーンが2個あり、その手前から山道を登ったら石祠で行き止まり。再度戻ってそのまま進むと道路がぬかるんでいた。
ようやく石灯籠があり、石段らしきものが出てくると「一念峰本堂跡地」という看板があり、正面に壊れたトタン屋根があった。ここは右へ行く。赤松と細いナラの入り混じった斜面をジグザグに登っていく。ナラはカシノナガキクイムシの被害を受けていたが、完全に枯れているものは数えるほどであった。
11:14「機織り岩」の上で尾根に出ると展望が開け祝瓶山が見えた。11:19主尾根に上がる所に「鋸岩」の表示があったが、ここには岩らしいものはない。その先は様々な奇岩があり飽きることがない。11:26天狗相撲岩は平坦で展望も良くゆっくりと休める。ここが山頂かと思ったがその先にも歩道があるので行ってみると下っているようだし、大きな岩の下で途切れている。無理をせずに天狗相撲岩で休んでいると、単独の方が登ってきて「山頂はこの先、案内しますよ」と話してくれた。言葉に甘えて先程引き返した箇所に行ってみる。大岩の下を這って進み、足元が切れた場所を通過し、鎖を掴んでスラブを登ると、遮るものが何もない岩の上に出た。ここが山頂だとのことであった。
11:54山頂発、12:38登山口着。
周辺図 |
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拡大図 |
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米沢市と高畠町の境から南東に向かう |
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この十字路にあった解説板 |
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Y字路にあった看板 |
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看板から見上げた一念峰 |
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ここに車を止めた |
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登山口 |
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解説板 |
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ここから奥に向かいました |
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間違った山道にあった祠 |
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道はぬかるんでいた |
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道なりに進む |
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石灯籠があった |
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石段も出てきた |
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本堂跡地 右に進む |
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地蔵岩 岩の上にお地蔵様が立っていた |
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雲岩 |
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機織り岩 |
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展望が開けた |
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細いナラと赤松の道 |
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ジグザクに登る |
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この付近に岩は見当たらなかった |
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屏風岩 |
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展望の良い幕岩とかえる岩(ビッキ岩) |
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幕岩 |
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かえる岩 |
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米沢の市街地 |
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この先は奇岩のオンパレードになる |
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梯子岩 |
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鎖のアンカー 力をかけると異音がした |
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太鼓岩 |
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護摩壇岩 |
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護摩壇岩の下部 |
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石仏(不動明王?) |
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笠置岩 |
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護摩壇岩と笠置岩 |
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縁結岩 |
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天狗相撲岩 |
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合掌岩 |
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もう少し先に進んでみた |
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紙飛ばし岩 |
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紙飛ばし岩の下に道が続いていた |
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下はすっぱりと切れており、腹ばいにならないと進めそうもない
無理をせずにここから引き返す |
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一人の登山者が登ってきた |
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彼の案内で再度紙飛ばし岩にに向かう |
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紙飛ばし岩の下を潜る 足元は千尋の谷 |
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ここも足元は切れている |
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エスコートしていただきながら「地獄岩」を通過する |
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彼は鎖も使わずにスイスイ登る |
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紙飛ばし岩(山頂)に立つことができた |
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天狗相撲岩を振り返る |
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素晴らしい展望だ 雲がなければ吾妻・飯豊・朝日が一望だろう |
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慎重に降ります |
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核心部 彼が手本を見せてくれます |
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なにしろ滑ったら終わりですから |
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なんとか無事に戻れました |
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おわり