会員の山行 第394号
【2021年10月02日〜04日/北アルプス霞沢岳/木内茂雄調査】
【メンバー】
木内、小山(横浜市)
【タイム】
”10月2日”
11:48上高地〜11:53河童橋12:01〜12:46明神館12:53〜12:58徳本峠入り口〜16:24徳本峠小屋
”10月3日”
徳本峠小屋6:23〜7:46ジャンクションピーク〜8:26最低鞍部〜11:05(K1)〜11:36(K2)〜12:03(K3霞沢岳)12:51〜13:41(K1)13:47〜15:44最低鞍部〜15:46水溜まり〜16:46ジャンクションピーク〜17:42徳本峠小屋
”10月4日”
徳本峠小屋6:08〜6:12霞沢岳との分岐〜6:26水場〜7:36、徳本峠入り口〜7:44明神館7:51〜8:57上高地
【記録】
”10月2日”
秋の霞沢岳の紅葉を入れた穂高の写真を撮りたくて、過去2回挑戦した。しかし、悪天候の為徳本峠小屋から引き返した。今回は台風一過の快晴の予報に合わせて来た。
朝早く、390kmをノンストップ(約6時間30分)で走った。松本市沢渡に着く前から少し腰が痛くなったが我慢する。そして、K氏との待ち合わせ時間より30分早く到着する。K氏は既に到着していた。
昼食を済ませ、身支度をしてからバスに乗り込む。昼の時間なので乗客は少ない。12時前に上高地に着き、暫くして観光客の間を歩き始める。5分程で名所の河童橋に着き、橋、梓川、焼岳、穂高、明神岳等を撮る。そして、又、梓川沿いに平らな道を歩く。明神館では目の前の明神岳、他の写真を撮り、再び歩く事5分で梓川と別れ、右折れして徳本峠方面に向かう。
登山道はなだらかで歩き易いのだが、1時間も歩くと、足の付け根がいつもと違う違和感に襲われる。そして、足首とか膝で無く、股の周辺が痛みを伴う異常をきたしてきた。そして、10分か15分も歩いて、息を繋ぐ様な状態が続く。トレーニングをしてきて居るのに何故か?一つ原因が考えられるのは、長時間の運転でエコノミー症候群になっているのでは?
兎に角、今日は短い距離なので、”何糞魂”で頑張る。小屋まで200mの標識から長かった事!!小屋に着く頃は気温が下がったのか、体調のせいか手がかじかんでいて、宿帳に記入出来ず、K氏に代筆してもらう。
食事になるまで、日本酒に手を出したが、辛くて、飲むのを止めた。間もなく食事になり、食卓に向かったが食欲が無く、全部食べると吐きそうなので、よく噛んで、3割位残した。夜中に粒粒ミカンのジュースを1缶飲んだところ大分落ち着いた。
”10月3日”
朝は調子が戻ったのか、ご飯がお変わり出来た。残っていた酒を飲むと甘かった!!出発時不安が有ったが、歩き出したら、異常なく、昨日は一体どうしたのだろう?と思いながらいつも通りのピッチで進む。
登山道はジグザグに整備されていて急登は無く、徐々に高度を稼ぐ。辺りはシラビソの樹林帯で、景色で見るものは無い。ジャンクションピークでは左が開けていて、遠く八ヶ岳辺りが見えていたかもしれない。
此処からは緩やかな下りで勿体無い程下る。相変わらずのシラビソ樹林帯で景色は単純。タイムを見ると何と約40分下った。最低鞍部2分手前には畳1畳も有ろうか、水溜まりがある。
そして、愈々登りが始まり、次第に明神岳、前穂高が見えるようになる。紅葉はと眺めるがあまり無く、鮮やかなナナカマドの紅葉は殆ど終わり、赤い実になっている。上を見上げれば、K1が聳え立つ様に急登が続いている。時には写真を撮り、唯、黙々と、地道に高度を稼ぐ。
そして、いつしか 六百山が眼下になる頃、K1に立つ。景色は一変、それこそ、360度の景観、目の前の穂高連峰、左遠くに笠ヶ岳、手前に焼岳、右遠くに、常念岳、更に、右に向いて行くと、富士山、浅間山?八ヶ岳?南アルプス?御岳山、乗鞍岳と数えきれない!!明神岳は見えない。
K1からK2に下り、登り、K2からK3に下り、登りの繰り返しで1時間要した。終始快晴で、景色はほぼ同じである。K3:霞沢岳山頂で昼食と景色を眺めながら、約50分のんびり過ごした後、今来た道を引き返す。
1日を振り返ってみると、ナナカマドの紅葉が既に終わっていたのが残念、奥穂高と前穂高の標高差大きいのに気づく、そしてジャンクションピークから最低鞍部までの長い下りはもったいない、更に水場が無い事に注意である。写真は約200枚撮った。
もし、若ければ、河童橋前から六百山を直登して直接霞沢岳に登れば、標高差約1,100mなので登り3時間で行けたのに、、、、(但し、積雪が落ち着いてる5月頃で、急登を登り降りする技術が必要。サポートしてもらえれば行こうかな?)
なお徳本峠小屋に泊まった時、ドコモ携帯が圏外になっていたため「無事到着」の連絡ができなかった。このため心配した山岳会員から直接小屋に電話があった。小屋の方に聞くと「ドコモ以外は通話できるのですが」とのことであった。後程小屋のHPで確認したところ
「Q5. 携帯電話は使用できますか?
A5. H30夏よりソフトバンクが小屋内でも、通話可能です。R2年よりAuが通話可能となりました。小屋の周辺ではdocomo携帯電話はつながりません。 展望台まで移動をお願いします。霞沢岳の稜線からは一部の機種で通話が可能です。」とあった。
→ http://tokugo.com/CCP010.html
ツキノワグマ注意 |
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朝の梓川と穂高 |
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朝の梓川と焼岳 |
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河童橋にて後方焼岳 |
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河童橋から穂高を望む |
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河童橋 |
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河童橋前にて |
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河童橋にて後方明神岳 |
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河童橋より焼岳を望む, |
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梓川と明神岳 |
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河童橋と穂高 |
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河童橋と明神岳 |
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穂高と右明神岳 |
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小梨平のテント場 |
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明神岳と前穂 |
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明神岳, |
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明神館前にて明神岳, |
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明神館 |
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徳本峠入り口 |
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徳本峠小屋前の朝日 |
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徳本峠小屋 |
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小屋前の朝 |
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徳本峠小屋旧館 |
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徳本峠前にて朝の明神岳 |
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徳本峠小屋前のテント場 |
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ジャンクションピーク |
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紅葉 |
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紅葉と穂高左笠ヶ岳 |
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変な木と後方前穂高 |
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途中梓川を見下ろす後方中央常念岳 |
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途中明神岳を眺める |
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ナナカマドと笠ヶ岳 |
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紅葉 |
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ナナカマドの実と穂高 |
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途中前穂高、と奥穂高を望む |
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手前六百山と後方穂 |
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梓川を見下ろす, |
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樹間より明神岳 |
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梓川を見下ろす |
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枯れ木と後方霞沢岳 |
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霞沢岳への途中の紅葉と明神岳 |
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西穂と左遠く笠ヶ岳 |
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西穂と奥穂の標高差が顕著に判る |
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K1ピークにて右からK2、K3(霞沢岳)を望む |
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K1にて帝国ホテルを見下ろす |
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K1下りにて紅葉後方西穂 |
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K2にてK氏後方左側笠ヶ岳 |
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K2にて手前六百山と後方穂高 |
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K2より穂高と左笠ヶ岳 |
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穂高連峰と、左笠ヶ岳 |
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穂高連峰を望む手前六百山 |
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穂高連峰と左笠ヶ岳 |
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霞沢岳山頂にて穂高連峰と左笠ヶ岳 |
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霞沢岳にて左笠ヶ岳、右西穂,奥穂 |
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霞沢岳山頂にて穂高連峰と右常念岳手前六百山 |
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霞沢岳山頂にて穂高連峰と後方常念岳 |
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霞沢岳にて乗鞍岳を望む左後方御岳山 |
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カニコウモリ |
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ゴゼンタチバナ |
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シャクナゲ |
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シラタマノキ |
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ハクサンフウロ |
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ヤマハハコ |
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コケモモ実 |
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アザミとハナアブ |
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センジュガンピ |
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終わり