【2008年09月13日-14日/湯の島-鏡山-飯豊山-御幣松尾根/井上邦彦調査】
07:38湯の島小屋発、高度計を600mにセット、ザック17kg。取水口から偵察をしたら、上流部に渡渉点がありそうなので、夏道を辿りアシ沢を渡って、右側の釣り人らしい踏み跡のある尾根を下ってみる。降りたところは溜水域の上限、そのすぐ上を渡渉点とした 水流は膝の少し上、川底はぬめりのない花崗岩で滑らなかった。08:00渡り終え、ズボンと地下足袋を履いて08:06登り始める。
微かなトレースがあるような気がする。ナタメはない。恐らく昔は西会津町から越境してきたのではないだろうか。樹林帯なので思ったより歩きやすい。ヒラタケが出ていたが採る気がしない。熊の爪痕が凄まじい。胸高直径1.5mありそうな巨大ブナがそびえている。
800mを越すと松が出てきた。急なところは両側の枝を掴まないと危ない。この辺りから踏み跡が出てきた。踏み跡を辿っていると何時の間にかトラバースになってくるが、これは獣道であり、人間の踏み跡は尾根沿いにある。09:34-39食事、ツキヨダケを今年始めてみる。雨がやや強くなるが新品のカッパなので藪の中では着るのがもったいない。
10:13-35鏡山々頂の広場に到着する。木陰で服を絞りカッパを着る。11:03上ノ越通過、11:06-15木陰で食事しカッパを脱ぐ。12:10疣岩分岐、12:14獅子沼分岐を通過し、12:19三角点のみの疣岩山々頂。ウメバチソウ・エゾオヤマリンドウ・コゴメグサなど、ようやく花が出てくる。
12:56-13:12三国小屋で休憩、13:39七森の標識。ウサギキク・シラネニンジン・アザが咲いており、イワイチョウが色づいてきた。14:09種蒔分岐、14:14切合小屋の佐藤さんと言葉を交わしそのまま上に向かう。ハクサンボウフウ・ヨツバシオガマ・モミジカラマツ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマコウゾリナが咲いている。
14:39草履塚、14:58御秘所で食事を取り、御前坂を登りきるとkennrokuさんを見つけた。水場で水を汲み、16:10本山小屋に到着すると、そうそうたるメンバーが揃っていた。これはここに泊まるしかない。
翌朝も良い天気、連泊するめおとやま達と別れ、飯豊山に向かう。山頂でシミケンさんと別れる。弘法清水で喉を潤し、御西小屋へ。
施工した緑化ネットをモニタリング、御西小屋の風上側のガラスが割れていた。このあたりは設計上の問題である。様々な課題について松葉さんと話していたら、ひょっこりkonchangが現れた。
大日岳山頂で風を避け、一服。後は一気に御幣松尾根を駆け降りた。
今回のコース |
![]() |
車道から入る登山道入り口 |
アシ沢を渡る |
尾根を下りきると、すぐ下流は取水口 |
取水施設溜水域のすぐ上流を渡渉点に選んだ |
巨木の尾根を登る |
ブナにはクマの爪痕が無数についていた |
ブナワカイ(ヒラタケ) |
獣道 |
これは昔の踏み跡らしい |
マスタケ |
新しい熊の爪痕 |
鏡山々頂に飛び出た |
山頂から大日岳を遠望する |
鏡山から疣岩山方面を眺める |
上ノ越で弥平四郎からの登山道が合流する |
巻岩山を仰ぐ |
ツキヨダケ |
始めて登山者と会う |
祓川を見下ろす |
巻岩山から疣岩山を仰ぐ |
疣岩分岐から下る尾根 |
松平峠 |
疣岩分岐で登山道を合流する |
獅子沼分岐 |
獅子沼方面 |
松平峠へ下る登山道 |
猪鼻の水場 |
大日岳遠望 |
疣岩山々頂 |
三国岳に向かう |
左上が三国岳 |
七森方面 |
紅葉の始まり |
ミネザクラ |
大日岳 |
枝道です、迷い込まないこと |
疣岩山を振り返る |
三国小屋と剣ケ峰 |
剣ケ峰 |
剣ケ峰と地蔵山 |
剣ケ峰の登山者 |
護摩壇 |
大日岳遠望 |
三国小屋に到着 |