【2009年09月05-06日/梶川尾根登山道保全事業/井上邦彦調査】
06:00前に天狗平ロッジに着くと、既に何人もが集まっていた。亀山さんの姿を一瞬見掛けたが、彼は門内小屋に置いてある緑化ネットを準備するため、一人で梶川尾根を登って行った。
共同装備を分配し、点呼を取ると1名がまだ未着だった。構わずに記念撮影をして、出発した。
06:52梶川尾根に取りつく。先頭はHZU、最後尾はWKBがつとめた。風はないがさほどには暑くない。
07:25楢の木曲がりで休憩する。以前熱射病のためここで息絶えた方だろう花束が置かれていた。登山道脇にはミヤマママコナ・ホツツジが群生している。梅花皮小屋のODDに無線で未着のアキラ君に電話を掛けてもらうよう依頼すると、まだ自宅とのことであった。同時に私の携帯電話宛てにメールを送ってもらった。
08:32湯沢峰の肩まで登り切る。08:42-59湯沢峰で休憩するが、到着直前に携帯がメールを受信した。これまでここでは送受信ができなったが、今回は外部アンテナを装着している。電波の状況は良くないが、何とかBLOGに画像を送信できた。
09:31-48滝見場で休憩とする。石転ビ沢は残念ながらガスのなかであった。このあたりから陽があたってきた。
10:19-59五郎清水で休憩とする。手前の水場から先の道はアザミに覆われていたが、奥の水場はやはり一味違う。
11:19三本カンバを通過する。ミヤマアキノキリンソウ・オヤマリンドウが咲いていた。ひとり道を外れてトットバノ頭旧道を歩いてみた。浸食は止まっているようだが、回復までは行っていない。何らかの対応が必要であろう。さらに新道と合流してすぐ上の部分は、浸食の進行が著しい。来年の課題の一つになると思われる。
11:42-12:11梶川峰で休憩していると、梅花皮小屋が見え、稜線が姿を現してきた。ここからがいよいよ本番である。これまでの保全作業の効果を確認しながら進む。
ケルン手前の鞍部は、8月25日の遭難者(1277号)が迷い込んだポイントと推測される場所だ。ここから上のガリー浸食は昨年9月1日に手を掛けた所である。土嚢袋を運搬具にして石を集め、石ダムの間に新しい石ダムを設置した。作業途中で、数名が門内小屋まで行き、緑化ネットを運んできてもらうこととした。
13:11ケルンにはマツムシソウ・ウメバチソウ・ハクサンイチゲ・チングルマが咲いていた。
13:34今回の施工目的地に到着する。緑化ネットに生えている植物を観察する。確かに数は発芽しているのだが、生育の程度が貧弱である。土砂の堆積が大きな影響を及ぼしていると考えられる。この土砂の動きを抑制するのが今回の目的である。
広い傾斜地は遅くまで雪が残るので融雪水の影響も考えられる。水道(みずみち)と登山道をどのように設定するか大きなポイントである。意見を交換し、14:17現場を出発した。
14:29緑化ネット軍団が次々と下って来た。緑化ネット2巻を担いだ様はまるで龍神・雷神・風神だ。稜線に出るとさすがに花の数が出てくる。特にハクサントリカブトが印象に残った。扇ノ地紙で門内小屋から頼母木小屋に帰る目黒さんとスライド、配慮にお礼を言い、稜線を南に向かった。
門内小屋手前の鞍部から左折して清水に直行する。15:03門内清水で喉を潤すが、当てにしていた残雪が見当たらない。沢を覗くと遥か下方に白いものが見えた。居合わせたinabaさんと二人で沢を降る。目指した白いものは石!落胆するが、さらに遥か下方に白い物がある。ここまで来たら執念である。ひたすらに下って、ようやく残雪(氷)を発見!これで冷え冷えビールが飲めると、担ぎあげた。15:36門内清水に戻る。
門内小屋に到着すると、既に明日の準備である番線の切断作業を行っていた。ECBをリーダーとする料理班が次々と完成させる。大きな舟盛り、刺身、水餃子、大鍋の芋煮・・・そして夜は更けていった。
翌日の行動記録は全く取っていないが、快晴の下、充実した保全事業がなされた。その様子は画像で確認いただきたい。
PS=kennroku・inabaさんから頂いた画像も使用しています。
天狗平ロッジで点呼を取ります | |
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作業内容の確認 | |
今回の参加者です 既に亀山さんは出発しています | |
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急登に汗が滴ります | |
湯沢峰にて | |
常人離れしたパワーはお口の健康から | |
携帯電話の外部アンテナ(純正品です) | |
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西瓜はいかが? | |
連綿と続く作業隊 | |
滝見場にて、残念ながら石転ビ沢は見えませんでした | |
まだまだ元気いっぱいです | |
五郎清水でアキラ君が追いついてきました | |
奥の五郎清水へ行く道はアザミに覆われていました | |
やっぱりうめ〜! | |
五郎清水手前の水場 | |
トットバノ頭(旧道) | |
ここで新道と合流します | |
早急な補修が必要です! | |
ツルリンドウ | |
オヤマリンドウ | |
梶川峰にて | |
お疲れ様〜 | |
ぞくぞくと到着です | |
梅花皮小屋が見えました | |
次第に雲が取れてきます | |
昨年9月1日(1188号)に下山途中で排水路を作った箇所は、草原になっていました | |