登山者情報1,558号

【2012年06月28日/足の松尾根〜杁差岳/井上邦彦調査】
 杁差小屋の水場は雪の下です。
 奥胎内ヒュッテの玄関で登山者カードを記入し、06:05ゲートを通過する。ここから暫くは舗装道路なのだが、結構な登りである。鳥のさえずりに包まれて進む。06:24ダム建設道路との分岐、06:30慰霊碑(隼戦闘機墜落)、06:34水場(道路の脇の樹に標識)を通り過ぎて、06:41-46尾根取り付きで身支度を整える。
 07:23-35姫子の峰で食事を取る。ここと滝見場には、樹に付けられた標識と標柱がある。この標柱が何者かに削られている。横に付けられた傷跡は、過去に五段山分岐で熊に齧られた痕と酷似しているように思えた。07:52鞍部の岩場はちょっぴり高度感がある。それにしてもこのコースはロープが多い。08:05滝見場の標柱と英三ノ峰の標柱は殆ど離れていない。08:22僅かに雪を踏む。08:27ヒドノ峰、その次の峰を越えると水場分岐に降る。ヤマツツジが咲いていた。08:34水場分岐、「往復15分、急坂」と標識がある。鞍部には雪がありイワウチワが咲いていた。08:40-50ブナの斜面で2回目の食事とする。08:53すぐ上に林の中の広場がある。
 09:04イチジ峰、森林限界を飛び出た所にあり、目の前に西ノ峰が覆い被さる。ムシカリ・タムシバがまだ咲いていた。登山道脇にヒメサユリが出てくる。09:40西ノ峰まで登れば稜線と同じだ。アカモノ・エチゴキジムシロ・イワカガミ・マイヅルソウ・ガクウラジロヨウラク・ヒメサユリが咲いていた。09:45大石山分岐で稜線に出る。タカネナナカマド・キバナノコマノツメ・マルバシモツケ・ミヤマダイコンソウ・ハクサンチドリ・ガクウラジロヨウラク・ミヤマカラマツ・ゴゼンタチバナ・マイヅルソウ・アカモノ・ツマトリソウ・ミヤマキヌタソウが咲いている。
 10:18-28鉾立峰、食事、メールかろうじて可能。コケモモ・ウゴツクバネウツギ・サラサドウダン、鞍部だけにミヤマキンバイ。途中で雪を取って、10:54玄記念碑。11:01杁差小屋には工事の荷物が置いてあった。通行不能と記載されている西俣コースを分け、11:04-30杁差岳山頂でのんびりと過ごす。
 12:36-43大石山分岐で食事。12:47西ノ峰、13:10イチジ峰から樹林帯に入り、13:18広場。13:27水場の分岐発、尾根と沢を降り右へ行くと、13:31-34水場、1,056mである。帰りは13:40水場分岐、1,102m。降り4分、登り6分、高度差46mとなる。
 13:47ヒドノ峰、13:55-14:04食事、14:10英三ノ峰。14:11滝見場からすぐに急な降りで14:19鞍部の岩場。14:28から再び急降下する。14:36姫子の峰、15:05御用平、15:06車道に出る。15:14水場、15:18慰霊碑、15:23ダム分岐、15:45車に戻る。
今回のコース
水場
道路脇のトイレが使用できる
奥胎内ヒュッテの正面玄関
登山者カードを記入する
ダム建設道路
隼戦闘機の慰霊碑
水場
尾根の取り付き
ブナ林の中に「御用平」の標柱
岩場ありの標識
ロープが多用されている
ここまで登ると展望が開ける
標柱を見ると
熊の齧った痕だろうか?
登山情報第1261号の標柱と比べて欲しい
大石山を仰ぐ
二ツ峰
鞍部の岩場
マンサクの葉枯れ病
滝見場から
滝を見下ろす
滝見場の標識
すぐ上に英三ノ峰
行く手を眺める
ヒドノ峰
ヒドノ峰から大石山
水場の分岐
胎内尾根
イチジ峰で森林限界を越える
二王子岳
二ツ峰
ヒメサユリ
西ノ峰
杁差岳と鉾立峰が重なっている
西ノ峰から稜線を眺める
地神山
大石山分岐で稜線に出る
ここから北に向かう
稜線漫歩
ミヤマダイコンソウと二王子岳
鉾立峰から杁差岳
サラサドウダン
藤島玄記念碑
山頂が見えた
杁差岳山頂と杁差小屋
小屋から山頂に向かう
西俣登山道は大熊小屋下の橋が破損している
外装が修繕されている
杁差岳山頂
暫し くつろぐ

つづく ⇒