登山者情報1,692号

【2013年08月08-09日/ダイグラ尾根〜石転ビ沢/井上邦彦調査】

  04:28天狗平の駐車場を出発、04:43温身平十文字を通過し、05:04桧山沢吊り橋で破損の状況と部品が流出していないことを確認する。川原を進み05:08渡渉点着、下半身の衣類を脱いで渡渉する。水は股までであった。その後、服を着て藪を漕ぎ、05:24登山道に出る。
 05:36-42岩場で御西小屋と交信する。05:50ホダワラ、ここは熊狩り時の見晴らし場である。ワラビのホダが生えているのでホダ原と言っている。すぐ先に石楠花岩がある。06:14登山道が尾根からズレて斜上、06:16-33交信し、06:37尾根上に戻ると、06:42種蒔ノ池になる。
06:52-07:02長坂清水。清水まで降り1分35秒、登り2分20秒、GPSでは分岐が976m、清水が954mであった。07:31-47米栂ノ平、携帯電話のアンテナ3本立つが送信できず。樹林帯は陽がたらないので、草木が生育せず楽である。
 08:05休場の峰でメール送信する。この先は草や木が登山道に被さる。ハクサンオミナエシ・オクモミジハグマ・ミヤマママコナ・ソバナ・ミヤマアキノキリンソウ・タカネアオヤギソウ・カラマツソウが咲いている。
 08:48千本峰の標柱、ピークの手前である。クガイソウ・ミヤマキンポウゲ・タテヤマウツボグサ・ギボウシ・クロヅル・モミジカラマツ・ハクサンボウフウ・トリアシショウマ・白ニガナ・ハクサンコザクラ・スミレ?・マイヅルソウ・ヨツバシオガマ・ノウゴウイチゴ・イワカガミ・エチゴキジムシロ・チングルマ・ミヤマクルマバナ・ミヤマコウゾリナ・ミヤマホツツジが咲いている。10:09-21休憩。ヒメサユリ・タニウツギ・ニッコウキスイゲ・ハクサンボウフウが咲いている。
 10:31宝珠山ノ肩の標柱、このあたりから本格的な高山植物が出てくる。チングルマ・アオノツガザクラ・ミヤマキンポウゲ・コバイケイソウ・モミジカラマツ・アラシグサ・ハクサンコザクラ・エチゴキジムシロ・ウメバチソウ・ミヤマアキノキリンソウが咲いている。
 11:00-07宝珠山の岩稜。ヒメシャジン・ミヤマホツツジ・シラネニンジン・タカネナデシコが咲いている。登山道は崩れかけている所に草木が茂り悪い、初心者は無理。11:33いつも休む岩場。御前坂に差し掛かるとコゴメグサが登山道にあふれる。
 12:30飯豊山々頂。12:42-13:18本山小屋にて管理人の高橋さんと情報交換を行い、13:31飯豊山々頂に戻り、御西小屋に向かう。水の侵食は思ったほどでない。コゴメグサ・ミヤマアキノキリンソウ・シラネニンジンが咲いている。
 13:44-50駒形山々頂、13:40-14:07弘法清水の残雪はなくなっていた。ニッコウキスゲ・コバイケイソウ・ヨツバシオガマ・ハクサンボウフウが盛り。14:11玄山道分岐。
 草月平付近には、ハクサンフウロ・ミヤマキノキリンソウ・タカネマツムシソウ・イワテトウキ・シラネニンジン・ニッコウキスゲ・コバイケイソウ・コゴメグサ・イイデリンドウ・ムカゴトラノオ・オンタデが咲いている。
 御西の登りになると、コバイケイソウの大群落。チングルマ・ニッコウキスゲ・アオノツガザクラ・ヨツバシオガマ・ハクサンボウフウ・イワイチョウ・イワカガミ・エゾシオガマ・ミヤマホツツジが咲いている。
 14:47御西小屋着。降り4分49秒、登り6分55秒。GPSでは、小屋1998m、清水1952mであった。
 翌日、06:36御西小屋発。視界はない。イワイチョウ・コバイケイソウ・チングルマ・ハクサンボウフウ・イワカガミ・ヨツバシオガマ・ヤマハハコ・マルバシモツケ・ハクサンイチゲが咲いている。06:49天狗岳通過。天狗ノ庭が近くなると、トモエシオガマ・タカネマツムシソウ・ミヤマア・タカネツリガネニンジンが咲き、07:06天狗ノ庭通過。
 07:14残雪、巻き道がしっかりできていた。少し残雪の上を歩くが問題なし、できるだけ踏み跡を歩くこと。07:28残雪に上がる、登山道に降りる所は注意。
 07:31御手洗ノ池・白いスミレ・ミヤマキンポウゲ・シナノキンバイ・コバイケイソウ・ハクサンボウフウ・イワイチョウ・アオノツガザクラが咲いている。
 07:46亮平ノ池。鞍部に僅か残雪があるが、雪を踏まなくても通れる
ヒゴタイ・ハクサンフウロ・タカネマツムシソウ・タカネナデシコ・ヨツバシオガマ・・・風が酷く、録音は聞き取れず・・・ミヤマアキノキリンソウ・キオン・トモエシオガマ・シラネニンジン・ミヤマキンポウゲが咲いている。稜線を越えると、ニッコウキスゲ・ハクサンボウフウ・ミヤマキンポウゲ・アオノツガザクラ・チングルマ・イワイチョウ・ハクサンコザクラ・イワカガミ・ヨツバシオガマが咲いている。
 08:09クサイグラ尾根分岐。ミヤマシシウド・エゾイブキトラノオ・ヤマハハコ・ミヤマコウゾリナ・ミヤマキンポウゲ・ハクサンフウロ・ダイモンジソウ・ヤマハハコ・イワオウギ・ハクサンフウロ・タカネツリガネニンジン・クルマユリ・ニッコウキスゲ・ハクサンボウフウ・アザミが咲いている。
 08:24与四太郎ノ池分岐。風で体が斜めになりながら歩く。イイデリンドウ・コゴメグサ・ウメバチソウ・タカネツリガネニンジン・ミヤマアキノキリンソウ・イワオウギが咲いている。08:45梅花皮小屋着。
 09:30梅花皮小屋を出発。中ノ島(草付き)手前の小沢で頭上から落石が音を立てて落ちてきた。中ノ島(草付き)途中から小沢(残雪がわずかに残る)を横切り、踏跡を降り、小沢を越えて雪渓に上がり、踏み跡と雪渓を交互に通って、10:03北股沢出合着。10:21ホン石転ビ沢出合、10:50-11:03石転ビノ出合の水場で休憩する。
 11:15-39赤滝で登山道整備を行う。梶川に入り、右岸を下って本流の河床に降りてから梶川を渡る。13:32-36うまい水、12:59砂防ダムを通過し、13:27湯沢ゲートに戻った。

今回のコース
ダイグラ尾根長坂清水
弘法清水
御西小屋の水場
石転ビ沢上部
石転ビ沢(梅花皮沢)の蜂の巣
大玉沢と桧山沢の落合(合流点)
破損している吊橋
上流に向かう
ここを渡渉した
渡渉後に振り返る
岩場から稜線を仰ぐ
ホウキダケ
キノコ
種蒔ノ池(御池ノ平)
長坂清水
十分に水が出ていた
降ってきた道をを登り返す
草で覆われている
登山道に戻った
オクモミジハグマ
マルバキンレイカ
休場の峰にて
ソバナ
千本峰の標柱
烏帽子岳方面
岩場から宝珠山を望む
岩場
クガイソウ
千本峰を振り返る
藪化し始めた登山道
タカネアオヤギソウ
スミレの仲間
宝珠山に向かう
エチゴキジムシロ
宝珠山
宝珠山の肩
アラシグサ
飯豊山
岩稜にて
烏帽子岳
御前坂
宝珠山を振り返る
ミヤマシャジン
飯豊山に向かう
道は急斜面をへつる
タカネナデシコ
ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)
御前坂
振り返る
ここで正面のガレ場に降ってしまう登山者が後を絶たない
コゴメグサ
登山道に進出したコゴメグサ
飯豊山(三角点・五ノ王子)
駒形山と登山者
飯豊山に到着 ダイグラ尾根分岐の標柱

つづく →