登山者情報1,881号

【2015年05月29日/石転ビ沢コースの登山道崩壊・桧山沢吊橋/井上邦彦調査】
 去る5月11日に掲載した(第1879号)登山道の崩壊箇所を再調査し、ロープを設置してきた。前回よりも登山者の歩行により多少良くなっていたが、依然としてハンキングやトレッキング気分で通行できる状況ではない。取り敢えず本日はロープを設置してきたが、支点となる灌木も完全に安定しているわけではない。特に雨天の場合は再崩壊の可能性も考えられる。十二分に留意して、自己責任で通過して欲しい。
 併せて桧山沢吊橋も確認してきた。まだ橋は渡れない。スノーブリッジはあと数日で崩壊の恐れがある。スノーブリッジ直下にある渡渉地点は使えそうだが、早朝で股まで、午後は融雪水で相当厳しくなる。雨天時は論外だ。
 登山は自己責任が原則だが、十二分に自分の力量を踏まえて行動し、無謀登山と言われないようにして欲しい。そうでないと、すぐに登山禁止になり多くの登山者が迷惑を被ることを肝に銘じて欲しい。
崩壊箇所
温身平には森林セラピーを受け入れる準備が進んでいた
今年の倒木
登山道崩壊地の入口 この辺りは問題がない
足場が悪くなる
足元は沢まで切れている
持参したロープを設置した
まだ崩壊は収まっていない
温身平に戻り桧山沢に向かう まだ雪が沢山残っている
半年ぶりに会う桧山沢吊橋
ワイヤーが異常に高く張られている
原因はアンカーと支柱の間にある雪(氷)で押し下げられているのだ
まるで空中ブランコ とても渡れるものではない
上流のスノーブリッジに行ってみた
向こうが見える 渡れるのも後数日か
渡渉地点 以前に渡った時は早朝で股まであった
当然融雪水の増える午後や雨天時は渡れなくなる
上部から吊橋とスノーブリッジを見下ろす
アンカーを確認する
アンカー自体は問題ない
アンカーと支柱の間の雪(氷)が融ければ跳ね上がるだろう

おわり