登山者情報2,143号

【2018年09月01日〜02日/朝日連峰合同保全作業(三方境):日暮沢小屋〜狐穴小屋/井上邦彦調査】
 前日は山形県北部で豪雨被害が相次ぎ、果たして実施できるのか危ぶまれたが、当日の集合時刻には雨が上がった。また過日の豪雨被害のため、日暮沢小屋手前の熊滑り沢で林道が欠損しているため、ゲート手前に車を分散して駐車した。
 腰を痛めて登れなくなった加賀谷君も福島から駆けつけてくれた。今回の保全資材は560kg、幸い狐穴小屋まで空輸ができたので各自は1泊2日の装備だけで快適に登る。ちょうど稜線に出た所で雨が降ってきたので、竜門小屋でカッパを着る。
 狐穴小屋に到着したメンバーは、そのままカッパを脱ぐことなく、資材の運搬に取り掛かる。班長の4名(柴田・大江・堀・清水)は川端さんと現場で施工方法の打ち合わせを行う。膝を痛めたメンバーがおり2名が竜門小屋でストップしたが、狐穴小屋に到着したメンバーは渋谷代表の音頭で乾杯!和気あいあいと交流が行われた。
 翌朝は月山と鳥海山がみんなを歓迎してくれた。朝食後に小屋前に集合し、代表あいさつ。早速現場に行き、各班に分れて作業を行った。作業が終わった後は、何時ものとおり振り返り、班長が施工の狙いと留意事項を説明し、川端さんが評価。若干の手直しも行われた。
 最後は三方境のてっぺんで記念撮影と各自の感想を披露。一足先に下山した渋谷代表の代行として西川山岳会の佐藤さんがお礼の挨拶をして、現地解散となった。なお筆者は夕方に用件があるため、そのまま大鳥の佐藤君と下山した。
【タイム】
 04:00自宅発、途中で弥輔車と合流、萩生でコンビニ、木川ダム経由、06:20熊すべり沢着。06:50歩き始める、07:06日暮沢小屋。06:45-58ゴロビツ清水。09:55清太岩山。10:33ユウフン山。11:10-27竜門山。11:45竜門小屋で休憩。12:44寒江山。13:06北寒江山。13:14三方境。13:25狐穴小屋。
 10:41三方境発。10:50北寒江山。11:08寒江山。11:44-56竜門小屋で食事、佐藤君と合流。12:09竜門山。12:50清太岩山。13:18ゴロビツ清水。14:02日暮沢小屋。14:10車に戻る
今回のコース
ゲートで出発前の打ち合わせ
欠損している林道
日暮沢手前の沢が溢れていた
上流を高まく
飛び跳ねる
日暮沢小屋
小屋の水場
この道標から左の尾根に取り付く
道標の裏側には熊が齧った跡
尾根を登る
生態系保護地域の看板
清太岩山手前の慰霊碑
清太岩山
ユウフン山に向かう
視界が広がってきた
ユウフン山
竜門山に向かう
竜門山に到着
竜門小屋で休憩 カッパを着る
小屋前の水場
北寒江山
ヤシマットを剥ぎ取った所には草が生えていた
楽しい夕食
LFDは米ナスを輪切りにし、蒸してオリーブ油と弥輔味噌を付けた
「普段の食事より豪華!」と笑顔のTRL

【保全作業の様子】→

翌日の下山
相模尾根
寒江山々頂
竜門山に向かう
ジグザグの登り
ゴロビツ清水下の登山道、保全作業の必要がありそうだ
これは竜門山の標柱
こちらは寒江山々頂の標柱
落雷により損傷している!

終わり