山形県山岳連盟理事会・三委員会合同総会・研修会

【2009年09月12日】

議事録

県岳連理事会・三委員会で話題となった事項

 今回の理事会は一気に結論を出すのではなく、現状認識を交換し、課題を明確にすることに重点がおかれた。また時間が超過し、午後からは各委員会の委員も参加しての協議となった。

【出席者】
平田憲二・渡辺武・安野孝・高取和彦・井上邦彦・竹田憲作・粕川令人・稲泉眞・清野孝・常世寛・佐々木義博・青木健一・齋藤弥輔・埜野清一・飯沢実・阿曽清浩・平田恵子・長谷川憲子・阿部吉太郎・羽田義明・大場貞直・武田政弘・庄司光幸・堀啓三・鈴木博

【報告・結論】
01 宮城と山形が日山協の理事となった。
02 山形県山岳連盟の公式ホームページのアドレスと作成担当者が替わった。ホームページは旧ホームページや日山協のリンク集から入れる。岳連ホームページに掲載したい内容があったらiide@ic-net.or.jpまで送信すること。
03 今回以降、理事会の内容などをホームページに掲載する。
04 規約・規則等については、少人数で検討し、次回の理事会や評議員会に提出できるよう検討を行う。
05 県民登山は定員となり、締め切りも過ぎたので募集を終了している。
06 自然保護委員会の副委員長および朝日山地生態系保護地区巡視員の窓口は高取和彦とする。

【課題・意見】
01 登山人口の増減は分からないが、若い人はいない。トムラウシの事故以来、商業登山と指導員の違いが理解され始めたと思う。
02 大人数によるトレラン(トレイルランニング)大会による自然破壊(お花畑の踏み荒らし・登山道の切削・一般登山者との交叉による危険など)が県内の山岳地帯に侵攻してきており、今後は大きな問題になるだろう。トレラントのブームは驚くほどであるが、登山とトレランの違いを明確に意識する必要がある。
03 今までの山岳連盟は山に登ることだけに重きを持っていたが、各種役割の範囲が広くなっている。踏み込むべきか迷うところである。
04 国体は4年後で見直しとなる。その後は隔年開催となる可能性が高い。現時点で生き残ったと喜ぶのはナンセンスだろう。クライミング競技限定については、47都道府県のうち3分の2は山形と同等レベルであり苦悩していると思われる。既に各委員会が崩壊し始めているのではないか。
05 各委員会のあり方、規約は現状に即して直すべきではないだろうか。

【規約・規程の検討課題】
01 「指導員会が指導委員会規程、自然保護指導員会が自然保護指導委員会規程、海外登山員会が海外登山委員会規程」となっており、各第1条の名称と規定の名称が異なるのは極めて問題がある。
02 岳連の守備範囲を再考すると、規約第2条、3条、4条の検討が必要である。
03 第5条=大学山岳部の検討が必要である。
04 第8条=理事の仕事が記載されていない。
05 第10条=高体連の評議員数は適当か。
06 第11条=指導委員会の規程は不要なのか。常任委員会と理事会の役割は何か。
07 第12条=名誉会長・顧問・相談役はこのままで良いか。
08 第17条=特別会員とは個人会員を認めるということか。
09 「山形県山岳連盟が行う講習会・研修会等の事業の管理・運営規程」の全面見直し。
10 「山形県山岳連盟事務処理規程」における理事の役割の整理。
11 「山形県山岳連盟特別会計積立金会計規程」は実行されていない。
12 「日本山岳協会・・・検定規程」は不要である。
13 「山形県山岳連盟地区指導員規程」の廃止期日がない。
14 「山形県総合体育大会・・・競技開催基準要項」および「山形県総合体育大会・・・開催基準要項細則」「山岳協議全種目についての・・・選考規則」は内容が変わっている。

青木理事長の進行で理事会が始まりました
清野会長の挨拶、課題が列記されました
白熱した理事会は、委員会のメンバーも加え午後まで続きました
ようやく三委員会合同総会研修会が始まりました
井上指導委員長による問題提起
阿曽遭難対策委員長による報告 齋藤自然保護委員長も課題を列記
真剣に意見が交換されました
続いて新竹田方式搬送技術の伝達講習
殆ど道具は使いません
これで完成です
太腿の処理はこれまでと同じです
担ぎ心地はどうかな
これは・・・いけるぞ!
こんな構造になっています
皆で記念撮影
懇親会、阿部大江山岳会副会長の挨拶
青木理事長の発声で乾杯!
楽しい前向きの話でした

翌日は、朝日連峰第1回保全作業で使用される緑化ネットを銀玉水まで荷上げを実施しました。