【2006年11月18日/長井〜三体山/井上邦彦調査】
第1052号を歩いたことにより、第678号・第901号と繋がり、町境は三体山の北まで延びた。このコースは第716号に歩いているが、当時GPSはなくカメラもうっかりメモリを忘れたため、不十分な報告となり、登山口の問い合わせもいただいている。そこで今回は第716号と同じコースを辿ることとした。
前回通った吊り橋が外されている可能性があるので、ダム工事々務所と平野地区公民館に問い合わせたが、明確な回答を得ることはできなかった。
長井市にある野川に現在長井ダムを建設中である。工事用道路が絡み合っているが、木地山ダムを目指し案内標識に従って進む。高張トンネルと黒獅子トンネルを抜け、竜神大橋を渡り、工事中の合地沢橋・西栃平トンネルの脇を過ぎた所に、三叉路がある。
左の沢に行くと桂谷橋、木地山ダムに数m進むと左に4台程度の駐車場が分かれる。08:07歩き始める。「西栃平下、桂谷吊橋」と書かれた立派な吊橋を渡る。すぐ下流には砂防ダムがあり、少々頑張れば渡渉もできそうな水量であった。本流右岸に注ぐ小沢の左岸を進むと、草地になる。長靴を履いて来て正解であった。杉林には田か畑の跡が明瞭に段々となっている。
杉林の中、コンクリートの建物基礎跡に上がると、08:20杉林の中、横に車道が走っており、正面には「桂谷分校跡地」「三体山登山道→」と書かれた標識が杉に付けられていた。
ここから車道を右に進む。道路が欠損しているが、歩くには問題ない。尾根の末端から車道は尾根筋を進む。落葉が敷き詰められた車道は曲がりながら高度を上げていく。周囲はナラを主体にした雑木林で、鮮やかな紅葉が数本残っていた。08:30-35小雨が降ってきたのでカッパを着る。
08:36車道が下り始める所に広場があり、「三体山登山口」の標識がある。ここからいよいよ登山道となる。左のブナ林に入っていく。尾根は痩せてきて、08:47トラロープがあった。ここから上、数箇所にトラロープが設置されていた。雨は何時しか雪になり、細かい雪が登山道に積もり始める。先日降った雪が斜面に点在している。
08:37小峰を越えると道に雪が出始めた。09:00さらに小峰を越える、雲の切れ間に市街地が見えたが、再び姿を隠す。雪の上に、新しいリスの足跡があった。09:11また雪となる。尾根は広くなり雑木というより藪といった感じだ。
09:19ヨシキ沢源頭の凹地に「雨量計跡、925m」の標識があった。積雪は約30cm。ここで右の尾根に移る。登山道の所々にピンクのデフ布が付けられていた。登山道にテンだろうか、獣の足跡が何処までも続いている。やせ尾根にロープがあったが半分は雪に埋もれていた。
09:38膝までのラッセルとなる。09:52-59ラッセルは膝上となる。食事をするが止まっていると寒い。10:02広い尾根となり、ブナ林が右の尾根に見える。10:17足が上がらなくなって来たので、一度膝で窪みを作ってから一歩一歩進む。10:28ブナ林となり小峰を越える。汗は全くかかない。
10:56山頂が見えたが、いい加減に疲れてきた。笹の平で左に曲がるが、ここから最後の登りはルートが分からない。藪が薄そうな所を直登するが、平坦になると見当が付かない。少しでも高い所を目指すが、何処を歩いているか分からなくなりそうである。
11:13-18ようやく臥龍の松に到着する、山頂である。食事を取っていると身体が震えてくるのでそうそうに下山を決め込む。
11:51-56食事を取り、12:02雨量計跡を通過、12:31車道に出て、12:42分校跡から左折し、12:53駐車場に戻った。
登山口までの車道、空白はトンネル |
登山道 □は山頂、登山口、桂谷分校跡、駐車場 |
左が吊橋、真ん中が駐車場、 右が木地山ダムへの車道 |
桂谷吊橋 | 小沢の左岸を行く |
桂谷 | 三体山登山口の標識 | 桂谷分校跡地の標識 |
落葉の敷き詰められた車道を登る | ここから左の登山道に入る | 三体山登山口の標識 |
登り始め | 細い尾根 | 雪が出てくる |
葉山方面 | リスの足跡 | 雨量計跡 |
雨量計跡の標識 | 長井方面が見えた | 獣の足跡に導かれて登る |
藪の中の雪道 | テープを確認して進む | 鹿の角のような雪 |
ブナ林 | 股までのラッセル | 薄っすらと山頂が見えた |
どこが道か分からない | 三体山々頂 | |
下山 | 駐車場から砂防ダムと小沢を見る | |